【京都市】右京区『太秦』の「太秦キネマ・ストリート」&「大映通り商店街」で日本映画の歴史を体験!
WRITTEN BY RICA
古都・京都の東山エリア。
いつも観光客やインバウンド客がいっぱいです。
寺社仏閣や石畳の路地が続くこの街の地下に、夜になると炭火の香りと笑い声が満ちる場所があります。

ホルモン焼肉専門店「ホルモン焼肉つち井」だ。

三条京阪や東山駅から徒歩圏という観光地の中心にありながら、店はどこか“隠れ家”のような雰囲気を漂わせています。

暖簾をくぐり階段を下りると、七輪の上で焼ける肉の音と、食欲を刺激する煙が迎えてくれる。

この店を切り盛りするのは店主と奥様。
長年にわたり二人三脚で店を支えてこられてきました。
店主が肉の仕入れや仕込み、焼きのタイミングにまでこだわり抜く一方で、奥様は接客や店の雰囲気づくりを担ってらっしゃいます。

常連客の中には「この店は料理だけでなく、人に会いに来る場所」と語る人もいらっしゃいます。

ご紹介くださった箔のアーティストさんはもう何十年も通ってらっしゃいます。
気取らない温かいもてなしが、初めて訪れる客にも不思議な安心感を与えるという。

実は同店は、かつて京都・太秦で営業していた時代がある。
日本映画の歴史とともに歩んできた町・太秦。
近くには 東映京都撮影所 があり、撮影終わりの役者やスタッフが夜な夜な集ったと聞きました。
常連さんの話では重たい衣装を脱ぎ、長い撮影の疲れを癒やすために、熱々のホルモンとビールを囲む、そんな光景が日常のように繰り返されていたそうです。
その記憶が今も店の活気として息づいています。

看板メニューはもちろんホルモン。

ぷりっとした脂の甘みと、炭火で焼くことで生まれる香ばしさが特徴。

どの肉を食べても柔らかくて食べやすいとっても美味しいものを提供してくださいました。
特製のタレは長年改良を重ねたもので、濃厚でありながら後味は軽い。

自家製キムチや一品料理も人気で、肉とともに箸が止まらない!
朝から何も食べてなかった私たちは、白米とキムチにとにかくがっつきました。

店内はテーブル席中心で、仲間同士の集まりから観光客のグループ利用まで幅広く対応。
京都の夜を気取らず楽しめる貴重な一軒として、口コミで評判が広がっています。


太秦から東山へ。
場所は変わっても、映画の町で育まれた味と人情は変わらないです。

むしろ観光地に近い現在の立地により、海外からの旅行者や若い世代にもその魅力が伝わり始めており、次々お客さまがいらっしゃってました。
寺社巡りの後に立ち寄る人、京都の文化人に連れられて訪れる人。
この店では、炭火を囲みながらそれぞれの物語が生まれていく。

東山の静かな夜に灯る七輪の火。
そこには、映画の熱気を知る一軒の焼肉店が、東山で素敵なご夫婦の手によって今も守られています。
ホルモン焼肉つち井
〒605-0005
京都府京都市東山区三条大橋東入三町目6番地 京成ビル地下1階
(Yahoo!ニュース掲載2026年3月23日)
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RICA
京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。
フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。
日本映画の発祥時より美術装飾や小道具、祭などに携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術、伝統工芸、伝統産業や教育まで幅広く活躍中。
『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。