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WRITTEN BY 奥河内から情報発信
2025年9月4日午前7時。
1980年頃に創業し、惜しまれつつ閉店した喫茶店「豪留登(ゴールド)」(岬町深日)が、復活の日を迎えました。
創業者の体調不良により、一度はシャッターを下ろしたものの、義母の意志と味を受け継いだ梶谷 哲子(かじたに のりこ)さんが、地元住民の願いを胸に営業再開の日を迎えます。
店内は、名物の「ジャンボ海老フライ」に舌鼓を打つかつての常連客で溢れかえり、懐かしい香りと温かいコーヒー、そして変わらない笑顔が、再びこの街を灯しはじめました。

梶谷さんの家業は、海鮮卸売業。その確かな目利きで仕入れた新鮮な魚介で作る料理は、喫茶店の枠を超えたクオリティだと評判です。
なかでも創業当時から人気のジャンボ海老フライは、その大きさだけでなく、プリプリとした食感と海老本来の甘みがたまらないと、復活の日も多くのお客さんがその味を楽しみに訪れていました。


ほかにも喫茶店らしいボリューミーなモーニングや7種類もある(!) サンドイッチ、土日限定販売の「生! 本マグロ丼」(味噌汁・サラダバー付き)1,580円(税込)など、海の街ならではのメニューも魅力。
日替わりランチ(サラダ付き)900円(税込)も人気です。



今回は創業当時からの人気メニュー「海老フライ定食」をオーダーします。
運ばれてきたお皿に横たわる海老が、想像以上に大きくて驚きました。その期待を裏切らないボリュームに、人気があるのも納得です。



箸で持ち上げるのがためらわれるほどの大きさに思わずナイフとフォークを求めてしまいました。
ひと口食べてまず感じるのは、衣のサクサクとした軽快な食感。脂っぽさはなく、丁寧に揚げられていることがわかります。そして、その後に現れるのが、主役である海老のプリプリとした弾力と、口いっぱいに広がる濃厚な甘み。噛むごとに海老の繊維がほどけ、凝縮された風味がじゅわっと溢れ出します。その旨味をさらに引き立ててくれるのが、たっぷりと添えられた手づくりのタルタルソースです。

物足りなさを感じさせない量がうれしいですよね。
隣りの席で、「海老フライ定食」を食べていたお客さんも「こんな美味しい海老フライは他では食べたことがない!」と大絶賛。お持ち帰り用に追加でオーダーしていました。
昭和後期、日本が成熟した経済大国として安定していた頃に創業した「豪留登」の内装はレトロクラッシック。そのゆとりを感じさせる広々とした空間と調度品は、訪れる人たちをリッチな気分にさせてくれます。



お客さんが口を揃えて語るこの店の魅力は、時間の流れを忘れさせるような、ゆったりとした空間です。岬町界隈では喫茶店自体が少ないこともあり、地元の人にとっては、「豪留登」が癒しのオアシスだったことが窺えます。
この店を「地元の人たちが集える場所」として再生させたいと語ってくれた梶谷さん。
多くの人が待ち望んでいたのは、店の味もさることながら、タイムパフォーマンスを気にせず、ただぼんやりと時間を過ごすことの贅沢さだったのかもしれません。


【基本情報】
店名:「豪留登(ゴールド)」
公式Instagram(外部リンク)
住所:大阪府泉南郡岬町深日1306
(Googleマップ参照)
Tel:072-479-7800
営業時間:7:00~15:00(モーニング7:00~11:00/ランチ11:00~14:00)
定休日:水曜
駐車場:あり(店前15台駐車可)
取材協力 「豪留登」店主 梶谷 哲子 様
*記事内容は取材当時のものです。
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旅する日々の記憶と記録。matka08
大阪・泉州在住。
7年の広告制作ディレクションを経て、2022年から4年間、Yahoo!ニュースにて地域記事を執筆。
計8回の最優秀記事賞(MVA)を受賞。
2026年春、同メディアの筆を置き、現在はウェブメディア等での執筆を続けながら、自身のマガジン『Blank.』の創刊に向けて、日々奮闘中。
フィルムカメラとノートが相棒。