【東京都杉並区】荻窪の路地裏にオープンして6年目。「美味しいものを少しずつ」をポリシーに、創意工夫に満ちた進化形の和食が味わえる店。
WRITTEN BY 酔街草
奥戸にある真言宗豊山派の寺院「宝蔵院」は、ヒガンバナの名所として知る人ぞ知る場所です。現在、境内では真っ赤なヒガンバナが見頃を迎えており、立ち並ぶお地蔵さまや石仏たちを鮮やかに彩っています。
(写真はすべて2025年9月28日撮影)

新中川に架かる奥戸新橋のすぐ近くに、静謐な空気に包まれた宝蔵院があります。右手にそびえる立派な鐘楼を見上げると、石垣の土台のもとに赤いヒガンバナがずらりと咲き揃っています。まるで明るい灯火が山門を照らすような眺めです。

背の高い木々から木漏れ日が差し込む境内へ入ると、参道の左側で赤いヒガンバナが美しい姿を見せています。ヒガンバナの群生の奥には薬師堂が建っており、風格のあるお堂に映える深紅の花が印象的。堂内には「式部薬師」と呼ばれる、木造薬師如来立像が安置されています。

薬師堂へ至る参道を歩き、右に曲がると、階段の上に堂々たる本堂が目に飛び込んできます。本堂に向かってのびる参道の左では、真っ赤なヒガンバナが今まさに見頃。鮮やかな花の群生の奥には、赤い頭巾と前掛けをつけた地蔵菩薩像と、たくさんの素朴な石仏が立ち並んでいます。大輪のヒガンバナが、お地蔵様と石仏たちに祈りを捧げているような光景に、心を打たれます。


これらの石仏の一群は、長い年月を経て無縁仏になったり、明治維新の際の廃仏毀釈によって泥土の中に埋められたりしたもの。後に掘り起こされた野仏たちが、この場所に祀られています。時代を超えてこの地に落ち着いた石仏群と、穏やかに佇むお地蔵様、そして鮮やかな赤いヒガンバナが織りなす景色は、参拝者の注目の的。この日も何人もの人々が、スマホやカメラを向けて写真を撮っていましたよ。


本堂に向かって右側に広がる花園では、白や黄色のヒガンバナも美しい姿を見せています。赤いヒガンバナとはまた違った魅力の、くっきりした色合いが鮮烈。境内の緑や、苔むした石灯籠によく映えています。


さわやかな風が吹く季節になりました。宝蔵院へお参りに訪れて、鮮やかなヒガンバナと厳かに立ち並ぶ石仏群に、秋を感じるのはいかがでしょうか。心が洗われるような眺めです。
| 名称: 宝蔵院 所在地: 東京都葛飾区奥戸8-5-19 アクセス: JR新小岩駅から京成タウンバス 新小岩東北広場(12番乗り場)より市川駅行き(新小52)で「奥戸新橋」下車、徒歩約2分/京成線 四ツ木駅から京成タウンバス 市川駅行き(新小52)で「奥戸新橋」下車、徒歩2分 宝蔵院への行き方(葛飾区公式HP) |
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出版社に11年勤務後、ライターになる。シンガポールに4年住んでいたため、ハーブとスパイスが利いた東南アジアの料理が好き。在住地の葛飾区の推しポイントは、便利で下町情緒があり、水と緑が豊かなところ。季節ごとに異なる魅力があります!
旅行情報サイト「たびこふれ」に、国内・海外の旅行記事を書いています(URLは上記)