【千葉市】小さなパン屋、モワティエさん
WRITTEN BY 格さん
800年の歴史を持つ千葉県内で唯一行われている流鏑馬(やぶさめ)神事が、今年も鴨川市の吉保(きっぽ)八幡神社で開催されます。
鎌倉時代の中期に始まったとされているこの地区の流鏑馬は、来年の稲作を占う神事で、「吉保のまとう祭」として知られています。現在は毎年9月の最終日曜日に開催されている祭りで、1965年に県の無形民俗文化財に指定されました。吉保八幡神社の前に広がる稲刈り後の田んぼに3つの的が立ち、田んぼの脇に設けられた約200メートルの馬場を疾走する神馬(しんめ)の上から、矢が射られます。

神社から1番手前の的を早稲(わせ)、2番目の的を中稲(なかて)、3番目の的を晩稲(おくて)として、馬上から3回駆けながら合計9本の矢を放ち、その結果によって来年の米の豊凶を占います。

当日は、周辺地区の屋台や神輿が地域を練り歩き、神社には出店も並んで賑わいます。私が訪れたときは、的や、それを立てるための立派な竹を持って歩く人や、白装束の人に連れられた神馬も歩いて、吉保八幡神社を目指していました。

馬場の周囲にはたくさんの人が集まり、三脚を立ててカメラを構えている人も。私は馬場の最終地点にいましたが、駆けてくる神馬が徐々に近づいてくる姿は迫力があり、1回限りでなく3回連続見られるのもうれしいポイントです。

去年は1番的に1回、2番的に2回、3番的に2回的中しました。外れたときは観客から落胆の声が漏れますが、当たったときはみんな拍手をして大喜び。最終地点は3番的に近いので、的に当たった音も生々しく響いてきます。占いの結果は、「中稲と晩稲が豊作」というものでした。

神事が終わった後の的や竹には虫除けのご利益があるとされていて、その欠片を持ち帰る人たちもいます。

祭り好きにはもちろん、馬好きの方や、写真の被写体を探している方にもおすすめします。馬が好きな人や子連れの方は、すぐ近くにある公園「Soil to Soul FARM PARK(ソイル・トゥ・ソウル・ファームパーク)」にポニーがいるので、ぜひお立ち寄りください。
【詳細情報】
名称:吉保のまとう祭
場所:吉保八幡神社 〒296-0111 千葉県鴨川市仲253
日時:9月28日(流鏑馬は15時ごろの予定)
駐車場:長狭学園、国保病院
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バックパッカーで世界を旅して漂着したのは、千葉県房総半島の安房(あわ)。ボロボロ古民家を仲間と改修しながら、犬猫ヤギと暮らしはじめる。安房の自然にどっぷり浸かりながら、アウトドアや暮らしを堪能しつつ、魅力ある人や場所を紹介している。
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