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千葉県 -南房総市

藍の世界を堪能!小さなギャラリーに展示された大きな藍の作品たち【南房総市】

「田中賢二・藍子 藍の世界 天然灰汁発酵建」の展示作品
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鍋田ゆかり

田舎暮らしを始めると、草木がとても身近に感じられるようになります。そして、それらを使って染色をする機会にも恵まれます。畑では邪魔者扱いされる雑草も、染色の目線で見ると、美しく染まる天然の染料になることも。同じ植物でも、視点を変えるだけでまったく異なる表情を見せてくれるのが、草木染めのおもしろいところです。


そんな草木染めの王様と言えるのが、藍ではないでしょうか。昔から人々に愛されてきた藍染めは、江戸時代庶民の文化の中心だったともいわれています。化学染料に押され、本藍染めをする人が減っているそうですが、日本の本藍染め作家として、ドイツ、NY、イタリアなどでも個展を開いて活躍された田中賢二氏も、残念ながら昨年お亡くなりになりました。


伝統的な天然灰汁発酵建(てんねんあくはっこうだて)による藍染技法で生み出された田中氏の作品が今、南房総市にある「ギャラリーsfk(エスエフケー)」で展示されているので、見に行ってきました。


ギャラリーに向かう道中は、里山の美しい景色が広がっているので、都会から来る方はきっと、道中から“非日常”が感じられて楽しめると思います。千葉県道88号 富津館山線から、中の道へと曲がる場所には、小さな看板が立っているので見逃さないように注意してください。

道中にあるギャラリーsfkの案内板
道中にあるギャラリーsfkの案内板

最終的には、可愛いフクロウの看板が立つ坂道を登った突き当りがギャラリーsfkです。駐車場は、坂を上った途中にあります。


ギャラリーsfkでは2019年から田中氏の作品を定期的に展示しているので、南房総の方なら一度は目にした人もいるのではないでしょうか。私自身、藍染めに興味があるので、今までにも何度か足を運んでいます。

ギャラリーsfkの入り口
ギャラリーsfkの入り口

今回は、2~3メートルあるような大物作品が多くあり、田中氏の奥様である藍子さんがデザイン、パターン作成、縫製をされた洋服も並んでいます。藍色に染まった指先の田中氏の写真がすごくすてきで、工房で染めている様子の写真にも興味をそそられます。

田中氏の写真とプロフィール
田中氏の写真とプロフィール

会場には田中氏の作品集『田中賢二藍の世界』があり、そこに掲載されている作品が何点も目の前に展示されています。元々グラフィックデザイン会社に務めていた田中氏らしい計算されたデザインと、それを藍で忠実に表現している作品に囲まれて過ごす時間は、何とも言えない至福の時。

「田中賢二・藍子 藍の世界 天然灰汁発酵建」の展示作品
「田中賢二・藍子 藍の世界 天然灰汁発酵建」の展示作品

展示会は残すところあと3日、6月30日までです。南房総でのドライブを楽しみながら、ぜひ間近で田中氏の作品に浸ってください。

「田中賢二・藍子 藍の世界 天然灰汁発酵建」案内
「田中賢二・藍子 藍の世界 天然灰汁発酵建」案内

【展示会詳細】
名称:田中賢二・藍子 藍の世界 天然灰汁発酵建
日時:~6月30日
   11:00~16:00
休館日:火・水曜日
入場:無料
場所:ギャラリーsfk
〒294-0805 千葉県南房総市下滝田125-3
電話:0470-36-3052

この記事を書いた人

鍋田ゆかり
ライター

鍋田ゆかり

Website: https://awaawalife.com/

バックパッカーで世界を旅して漂着したのは、千葉県房総半島の安房(あわ)。ボロボロ古民家を仲間と改修しながら、犬猫ヤギと暮らしはじめる。安房の自然にどっぷり浸かりながら、アウトドアや暮らしを堪能しつつ、魅力ある人や場所を紹介している。

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