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千葉県 -南房総市

分析力×食いしん坊!元レーシングエンジニアが育てる絶品パッションフルーツ【南房総市】

YYFARM(ワイワイファーム)のパッションフルーツ
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WRITER
鍋田ゆかり

南房総の豊かな自然の中で、パッションフルーツに魅せられた夫婦が始めた小さな農園。元レーシングエンジニアの分析力と、食いしん坊夫婦の味へのこだわりが生んだのは、絶妙な酸味と甘味、そしてジューシーさと香りが際立つ果実。


この記事では、ワイワイファームのパッションフルーツ栽培のこだわりと、南房総で購入できる場所を紹介します。

YYFARM(ワイワイファーム)のパッションフルーツ

YYFARM(ワイワイファーム)の吉田さん夫妻
YYFARM(ワイワイファーム)の吉田さん夫妻

南房総市に移住してパッションフルーツを育てているのは、ワイワイファームの吉田昌信さんと、由起子さん夫妻。大好きなパッションフルーツを栽培するため、2023年に南房総へ移住しました。2024年に、1.4反(1400平米)の大きなハウスを借りて新規就農し、パッションフルーツを育て始めました。

もぎたてのパッションフルーツをその場でカット
もぎたてのパッションフルーツをその場でカット


般的に、パッションフルーツはシワができて酸味が抜けた頃が食べごろとされていますが、ワイワイファームのパッションフルーツは、採れたてのツルツルのものを常温で食べるのがおすすめ。シワになるまで放置すると酸味は抜けますが、水分が減ってジューシーさが失われ、フレッシュさも落ちるそうです。ワイワイファームのパッションフルーツは、種が入っている袋が大きくて、果汁が沢山入っているのが特徴です。


吉田さんは、各産地で採れたパッションフルーツを取り寄せ、糖度を調べました。結果は12~13度、高いもので15度だったそうです。ワイワイファームの平均は、17~19度あり、甘味が強いことが数字でもよく分かります。

糖度が高い秘密は……

11月に行ったパッションフルーツの掘り起こし作業
11月に行ったパッションフルーツの掘り起こし作業

冬の間は土づくりのために緑肥を育て、4月に苗を定植し、5月12日に開花がスタートしました。6月25日までに手作業で受粉した数は、7000以上。果実1個に対して葉は10枚程度が適正とされていますが、一般的な栽培では、果実1個に対して葉が4枚以下になることが多い中、ワイワイファームでは6枚以上になるように摘果し、糖分が実に集中するよう調整しています。

摘果はもちろん、葉の枚数も調整
摘果はもちろん、葉の枚数も調整

実の重さで落下しないよう、一つ一つ洗濯ばさみで留めているのは、落下による衝撃を防ぎ、果実が最後まで栄養を吸収できるようにするため。

洗濯ばさみで留められたパッションフルーツ
洗濯ばさみで留められたパッションフルーツ

パッションフルーツを育て始めてまだ2年目ですが、日本各地にいるパッションフルーツの生産者を訪ね、研修をしてきた吉田さん夫妻。現在も、3カ月から半年単位で土壌分析を行い、畝ごとに実の数に変化をつけながら実の重さや糖度を調べ、おいしいパッションフルーツをつくるために土壌改良と実験を行いながらデータを取って、分析しています。

レーシングチームのエンジニア力を活かして

レーシングチームのエンジニアとして活躍していた昌信さん 写真提供:吉田昌信
レーシングチームのエンジニアとして活躍していた昌信さん 写真提供:吉田昌信

1株ごとにナンバーを付け、重さや糖度などを細かく記録したエクセル表を昌信さんが見 せてくれたとき、思わず「えっ、こんなに細かく!?」と声が出てしまいました。知り合いの農家さんには、「そんなことまでしてるの?」と驚かれることもあるそうですが、確かに、ここまで詳細なデータを取って記録している農家さんに出会ったのは、私も初めてです。

現在もエンジニアとしてサーキットイベントを手伝っている昌信さん 写真提供:吉田昌信
現在もエンジニアとしてサーキットイベントを手伝っている昌信さん 写真提供:吉田昌信

これは、前職がレーシングチームのエンジニアだった昌信さんの、分析力と解析力が農業に活かされている証です。「農業の現場で活かされるとは思わなかった」と、本人も苦笑い。現在も声をかけられて、サーキットで仕事を手伝うことがあるそうです。


昌信さん「農業は、異なる分野からでも始められて、これまでの経験を活かせることが分かった。農業とエンジニア、両方の世界にうまく還元できたらと思います」

食いしん坊夫婦とパッションフルーツ

パッションフルーツを収穫する吉田夫妻
パッションフルーツを収穫する吉田夫妻

自ら「食いしん坊」と名乗る2人が初めてパッションフルーツに出会ったのは、沖縄でした。当時は、お店にパッションフルーツしか並んでいないのを見て「これしかないのか」と、購入することもなくその場を去ったそうです。

その後、旅行で訪れたアジアの国の朝食ビュッフェに、ハーフカットのパッションフルーツが並んでいました。


由起子さん「手にしてみると香りが印象的で、食べると、香りと酸味、甘味のバランスが素晴らしくて『おいしい!今まで誤解していてごめんなさい』と思いました」


ワイワイファームが目指しているのは、一度食べてくれたお客さんに、「おいしい」って言ってもらえるものを、安定して毎年届けられるようにすること。「またあのパッションフルーツが食べたい」と、思い出してもらえて、食べたことがないという人や、酸っぱいイメージを持っている人に、「おいしい」と言ってもらえるよう努力しています。


「味のチェック」と称して、まずは自分たちが楽しみながら味わっているそうです。

ここで買える、ワイワイファームのパッションフルーツ

ワイワイファームのパッションフルーツ
ワイワイファームのパッションフルーツ

7月25日から販売をスタートしたパッションフルーツは、下記南房総エリアの道の駅などに出荷しています。
・道の駅三芳村 鄙の里
・道の駅ローズマリー公園
・道の駅富楽里とみやま
・道の駅グリーンファーム館山
・里のMUJI みんなみの里
そのほか、「食べチョク」のwebサイトからの購入もしくは、南房総市のふるさと納税返礼品にもなっています。

パッションフルーツを使ったアイスクリーム作り体験

8月17日は、里のMUJI みんなみの里で吉田さん夫妻がアイスクリーム作り体験のワークショップを開催。ワイワイファームのパッションフルーツや南房総で採れる旬の果物を使い、科学の力で10分でつくるので、夏休みの宿題にも活かせるかもしれません。

【イベント詳細】
名称:~氷と塩の化学パワーで簡単10分!~南房総地域のフルーツを使った、アイ
スクリーム作り体験
日時:8月17日 10時~13時 
所用時間:約15分
参加費:1,000円
場所:里のMUJI みんなみの里 〒296-0112千葉県鴨川市宮山1696
公式イベントページ(外部リンク)

【詳細情報】
ワイワイファーム公式Instagram(外部リンク)
食べチョクYYFARM(外部リンク)
取材協力:ワイワイファーム

この記事を書いた人

鍋田ゆかり
ライター

鍋田ゆかり

Website: https://awaawalife.com/

バックパッカーで世界を旅して漂着したのは、千葉県房総半島の安房(あわ)。ボロボロ古民家を仲間と改修しながら、犬猫ヤギと暮らしはじめる。安房の自然にどっぷり浸かりながら、アウトドアや暮らしを堪能しつつ、魅力ある人や場所を紹介している。

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