【南アルプス市】フルーツ王国南アルプス市の果樹栽培の歴史〜ふるさと文化伝承館にてテーマ展開催中〜
WRITTEN BY おがわひでいち
「日本一人口の少ない町」として有名な、山梨県南巨摩郡早川町。県の南西部に位置して、メインの道が県道37号南アルプス街道のみ。災害が発生すれば陸の孤島と化してしまう、そんな厳しい土地柄ですが、街道沿いから望む景色は季節ごとに奥深い南アルプスを楽しむことができます。ついこの間4月になったばかりですが、既に桜は殆ど散ってしまい、山肌は萌黄色に変わりつつあります。

今回は、早川町でも更に奥深い地域の雨畑地区に行ってみました。雨畑地区は良質な硯用の石材が産出される地域で、「雨畑硯」は書家から愛され続けている名品です。

県道37号南アルプス街道を奈良田方面に進むと、上の写真のような交差点が現れますので、左折して県道810号雨畑大島線を西進。雨畑川を左下に見ながら狭い道を進みます。すれ違いの困難な箇所が多数あるので、カーブミラーを確認しながら先の状況を読んで行くことが大切です。

雨畑川上流には、日本軽金属所有の雨畑ダムがあります。開発が進んでいるため風光明媚とは言い難いですが、南アルプスの山の深さは感じることができます。

雨畑地区は、県道810号を主幹として各地区に枝分かれしている感じです。興味はありますが、あまり他所者が興味本位で彷徨くのも迷惑ですので、また機会があれば各地区にもお邪魔してみたいですね。県道を奥深くまで進むと「見神の滝」と言う名瀑に到着します。

駐車場は砂利敷で広々で転回も楽です。もう少し早ければ満開の桜が楽しめましたね。来年タイミングが合えば再訪したいと思います。

「見神の滝」落差55m、間近で眺められる名瀑。伝説では2段目の滝壺に金があると言われ、挑戦しようとした者は断崖絶壁を前にことごとく失敗したと伝えられています。

滝の脇には鳥居がありました。「不動明王」とあります。

見神の滝は、以前は不動滝と呼ばれていたとのことで、不動明王が脇に祀られているのも合点。

お賽銭を入れてお参り。

鉄製の階段を上がると岩をくり抜いた祠にお不動様が鎮座されえていました。

見神の滝を後にして、県道37号へ戻り更に奈良田方面に進みます。次の目的地は「手打ち蕎麦と山の食材 おすくに」さんです。西之宮地区に写真の幟と看板が目印。県道沿いに駐車場がありますが、そこからお店まで坂を上らないといけないので、足腰に不安のある方は、店舗向かいの駐車場まで上がることをオススメします。ただ、傾斜が急なので運転する方は注意が必要です。

右手の建物がお店です。通り向かいが駐車場です。

今回は予約しないで来たので、早めに到着して記帳して待ちます。平日なのであまり心配はいりませんが、休日は予約してから来店した方が確実にいただくことができます。

待っている時間に、看板犬の「もく」ちゃんがご挨拶してくれました。しばらく構ってもらってました。とても優しいワンコです。

開店時間になり案内されて店内へ。結局一番乗りでした。

今回のお目当ては決まっていました。早川町の春の味覚の山菜!おすくにさんの山菜味くらべ御膳(ご飯付き+麺大盛り¥3150税込)!これが目当てで毎年お邪魔しています。

お値段は決して安いわけではありませんが、それだけの値打ちは十分あります。山菜づくしで山菜好きにはたまりません。天ぷら以外にも種々の山菜料理が並びます。

今回、天ぷらにされた山菜。天然のものなので時期によって内容は変わります。それがまた楽しみでもあります。苦味と旨味の絶妙なバランスで、特製の塩でいただきます。

ご飯はワラビのまぜご飯です。これも絶品。

何を食べても美味しい。白いご飯も欲しくなります。

山菜の美味しさは若い頃には理解できませんでしたが、今では大好きと言えるまでなっています。

蕎麦湯も含めて完食!ごちそうさまでした!
日本一人口の少ない町は、沢山のお楽しみに溢れています。山肌を覆いつつある萌黄色。肌を掠める暖かい春の風と匂い。鳥の囀りや木々の揺れる音。そして春の味覚。都会のような便利さもなければ、面白いコンテンツも見当たりません。しかし、他には無い早川町だからこそ楽しめる自然がそこにはあります。アクセスが良いとは言えませんが、それを含めてのドライブ計画検討してみてはいかがでしょうか。
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