0
%
山梨県 -笛吹市

【笛吹市】鹿の食害に遭ったすずらん群生地〜上芦川のすずらん群生地の様子見ついでに近くの林道をドライブしてきました〜

KEYWORD
WRITER
おがわひでいち

ご紹介しようと思った矢先の衝撃ニュース

笛吹市芦川町上芦川地区には、例年5月中旬頃から白樺林の足元に可憐な日本すずらんが群生する地があります。今年こそご紹介しようと思っていた矢先に、群生地のすずらんが鹿の食害によって壊滅的な状況になったとニュースで知って大変ショックを受けました。

とにかく状況を確認しに行ってみました

笛吹市役所芦川支所前。隣には駐在所

県道36号笛吹市川三郷線を上芦川方面に向かって上っていきます。

芦川小学校前に町内唯一の信号機。主に子供の交通安全教育目的な感じでしょうか。

県道36号笛吹市川三郷線と県道719号富士河口湖芦川線の分岐手前

大きく県道36号が左にカーブする手前に「芦川農産物直売所」があります。こちらは、芦川産の農産物直売の他に食堂も運営されており、何気にうどんが美味しかったりします。また別の機会にご紹介できればと思います。

左へ進むと県道36号へ続き、右折すると県道719号へ進み若彦トンネルを抜けて河口湖畔へ続きます。今回は右折します。

右折して1km弱進んだ先を左折。芦川大橋を渡って道なりに進みます。途中から笛吹市営林道蕪入沢上芦川線に接続します(明確な表示はなし)

芦川町内の街灯はすずらん型です。

すずらん群生地到着。この辺でも路肩に駐車スペースありますが、今回は更に道を上った場所の広々とした駐車場へ車を止めます。

すずらん群生地駐車場の看板があります。近くに釈迦ヶ岳や黒岳の登山口があり、登山者用の駐車場は別にあります。

奥のバスでFUJIYAMAツインテラスへ直通。一般車両は通行できません

知らぬ間に、新しい施設「リリーベルヒュッテ」ができていました。新道峠に開設された「FUJIYAMAツインテラス」行きバスチケットの購入、カフェや物販などが楽しめる観光案内施設だそうです。

いざ、すずらん群生地へ

すずらん群生地入口。

特に広いわけではありませんが、D地点とC地点の標高差は結構あります。

すずらん荘売店。駐車場にリリーベルヒュッテができたから今は営業していないのかな?

すずらんが壊滅的状況で他の山野草も楽しめる?

群生地の電気柵前。以前来たのは10年以上前だったかな?随分と物々しくなりました。

この看板の写真の様子が本来の群生地の姿でした。

世の中、ダメと言われているのにダメなことする人いますが、普通に犯罪になりますからね。ましてや、今年は壊滅的状況と言われているので尚更です。

つい最近、熊の目撃情報があったようです。群生地内は見通しが良いですが、周囲の状況には常に気を配りましょう。

で、実際の群生地内の状況はと言うと、壊滅的と言うだけあって惨憺たる有り様に目を疑いました。入口の看板の様子とかけ離れていますよね。

例年なら、すずらんの葉で一面緑色のはずが茶色の林床です。

すずらんは毒性のある植物なので鹿も忌避するはずでしたが、食性が変わったのかほぼ全滅に近い被害になっていました。

鹿の食べた跡が生々しい。今年は無理として、鹿の侵入を阻止できれば来年は期待できるのでしょうか?

視力の低い筆者ですが、目を凝らして頑張って30分ほど探したところ、なんと一株見つけることができました!まだツボミでしたが、壊滅的な状況下で奇跡的に咲こうとしていました。

なんとか無事に花開いて欲しいですね。日本すずらんはドイツすずらんと比べて、非常に小さく見つけることが難しく、まだ他にあるとは思いますが頑張って探してください。花が開けば今よりは探しやすいかもしれません。

こちらは被害に遭わなかったのか?シロバナノヘビイチゴ(多分)結構咲いていました。

すずらん群生地を後にして林道ドライブへ

駐車場より更に上に、市営林道蕪入沢上芦川線を進みます。

市営林道蕪入沢上芦川線(左)と市営林道水ケ森線(右)の分岐。FUJIYAMAツインテラスへはバスに乗って右へ(一般車両通行止め)今回は左へ進みます。

市営林道は、県営林道ほど整備されていない道が多いのですが、観光や登山で訪れる人が多いためかよく整備されている様子。

日向坂峠。路肩が広く登山者の車が止まっています。釈迦ヶ岳と黒岳の登山口になります。

峠を境に県営林道蕪入沢上芦川線になります。

林道にしては幅員広くて安心して走れる区間が長いです。これほど離合に気を使わないで済む林道も珍しいかも(当然、部分的に荒れていたり狭い箇所もあります)

眺望は木々に阻まれて良いとは言えませんが、所々で樹間から南アルプスや麓の街並みが望めます。最後のゲートも広々として何か不思議な感じ。

最終的に、笛吹市御坂町藤野木地区で国道137号御坂みちに接続します。右へ進むと御坂トンネル経由で河口湖方面。今回は左へ進んで帰路へ着きました。

自然との付き合い方も色々と考えさせられます

今回、すずらん群生地の状況を目の当たりにして、自然のバランスを保つことの難しさを再認識させられました。すずらん群生地の様子は、10年以上前の櫛形山のアヤメの群生地の様子を彷彿とさせます。櫛形山のアヤメも鹿の食害によってほぼ全滅に近い状況にまで追い込まれましたが、関係する方々の多大な尽力により現在では復活を遂げたと言えるまで回復しました。すずらん群生地もこれから対応次第で大きく状況が左右されると思われます。一度失ったものは本当の意味で元通りとはいかず、人間の管理下で再生され維持されます。鹿ばかりが悪者ではありません。自然で遊ばせていただいている私達もよく考えて行動する必要があると思います。

今年は、すずらんに期待はできませんが、群生地の白樺林はとても清々しく心地良い空間ですので、森林浴を楽しむのにもってこいのスポットです。御坂山地の登山ベースとしてもちょうど良く、FUJIYAMAツインテラスで眺望を楽しむのも良いかもしれません。


この記事を書いた人

おがわひでいち

おがわひでいち

本業の傍ら、山梨県を中心に読者の皆さんが地元に誇りが持てる、出かけたくなるような情報を発信できるように努めます。ドライブ(主に林道)や登山などアウトドア系、神社や公園、美味しいものの情報が好物です

このライターの記事を読む
BACK