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京都府 -京都市

【京都市】祇園ばやしが1200年の古都に響く!今年の祇園祭の盛り上がりを前祭宵山に初めて行った筆者がレポート

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奥河内から情報発信

今年も京都は日本三大祭りのひとつ祇園祭の最中で盛り上がっています。いちばんのメインと言える山鉾巡行を前に各町の鉾が立ち並ぶ様子をレポートします。訪問日は7月13日夕方なので、厳密には前祭宵山(14日から16日)の1日前ですが、すでに雰囲気はお祭りモード一色でした。

バスの車窓からも見える四条烏丸の周辺は祭りモード一色

祇園祭の山鉾が立っているのは四条烏丸の交差点から西寄りの四条通や、その周辺の路地(室町通・新町通など)です。

烏丸周辺は京都の中心部ですが、この時期ばかりは完全に「祇園祭一色」に染まります。

大通りを進むバスの窓からふと外を眺めると、手の届きそうな距離に美しい前懸(まえかけ)や胴懸(どうかけ)で飾られた長刀鉾や函谷鉾が姿を現しました。

街中を歩く人々だけでなく、乗り物で行き交う人々をも一瞬で引き込むような、熱気と高揚感が広がっていますね。というわけで四条烏丸のバス停で降りると目の前に函谷鉾(かんこぼこ)が見えます。

四条通はいつものように車やバスは走っていますが、鉾がある関係で車線が少なくなっています。

ということで、いくつかの山鉾を見ることにしました。

16日までの宵山ガイドです。どこに何の山鉾があるのかが一目瞭然なので、予め祇園祭の山鉾の位置がわかる地図を持っているとわかりやすいです。

また、このようにどこに何の山鉾があるのかを示した観覧順路もあるので参考になります。

食べ物ではない厄除け粽、有料で鉾の上にも

まず最初に目の前に見えたのは函谷鉾です。ちまきと書いてありますね

一般的な粽(ちまき)といえば、もち米や米粉などを笹や竹の皮で包んで蒸した食べ物ですが、京都・祇園祭の「ちまき」は食べるためのものではありません。

祇園祭のちまきとは、笹やイグサなどで作られた厄除け・災難除けのお守りで、玄関先に飾って一年間の無病息災を願います。

さて、鉾に渡り廊下がついていますが、これは関係者だけのものではありません。

このように拝観券を購入すれば一般の人も上に上がって鉾の中を見ることができます。

面白いのは料金が町によって違います。函谷鉾は1000円ですが、鶏鉾は500円です。

私は上がりませんでしたが、拝観料を払って中の様子を見るのも貴重な体験のような気がしました。

また、祇園祭で不思議なのが山鉾を飾る前懸(まえかけ)や胴懸(どうかけ)です。

日本を代表する京都の祭りでありながら、その装飾には中国やインド、ペルシャ、ヨーロッパなど、シルクロードを通じてもたらされた異国の文化やデザインが数多く描かれています。

祇園祭の山鉾は「動く美術館」とも呼ばれているそうですが、その理由がうなずけます。

遠い異国で作られた織物や絨毯が数百年の時を超えて京都の祭りを彩っている姿は、当時の国際交流の広がりを感じさせるとともに、祇園祭の大きな魅力のひとつではないでしょうか。

祇園ばやしの生演奏

祇園祭の山鉾の近くでは、スピーカーから祇園ばやしが流れていますが、多くはあらかじめ録音された音源です。

しかし、この期間は決められた時間に生で祇園ばやしが聴けます。

生で演奏しているとわかったので近づいてみると、このように祇園ばやしの演奏を行っています。

こちらは白楽天山の祇園ばやしです。

もちろん、他の山鉾でも祇園ばやしの生演奏をしています。BGMでも十分祭りの雰囲気を盛り上げる祇園ばやしですが、やはり生演奏は格別です。

山鉾の説明もチェック

そして祭りの雰囲気だけではなく、各山鉾の説明板があるので必ずチェックしておきましょう。

こちらは月鉾です。説明板の後半には、前懸や胴懸に使われている絨毯の産地なども紹介されています。説明を見てから実際に見ると深みが出ます。

こちらは月鉾の胴懸です。説明板にはインドやトルコの絨毯が使われているとありました。

そのことを知ると、「そうだったのか」と新たな発見があり、京都の祭りの中に異国情緒を感じることができます。まさに祇園祭が「動く美術館」と呼ばれる理由のひとつでしょう。

こちらは鶏鉾の説明。鉾の名前は中国の史話に由来し、見送り(山鉾の背面を飾る大きな1枚の織物や刺繍などの幕)は有名な毛綴で、近年の調査によるとトロイの皇子ヘクトールが妻子に別れを告げる図とのこと。

見送りは、十六世紀頃ベルギーで製作、江戸時代初期に輸入されたものと考えられ、国の重要文化財に指定されているそうです。

こちらは白楽天山の説明です。山の名は唐の詩人・白楽天にちなみます。

説明板には、インド更紗やフランスから入手した17世紀の毛綴(ゴブラン織のタペストリー)が使われていることが記されており、京都の祭りでありながら異国情緒あふれる世界を楽しむことができます。

山鉾以外でも町を挙げてのお祭りモード

山鉾が祭りの中心ですが、他でもお祭りモードになっていました。こちらは13日に京都中央信用金庫の本店ロビーで行われた狂言会です。

祇園祭は山鉾巡行だけでなく、その前の宵山期間にも大きな魅力を感じた

祇園祭で山鉾を出している町の人々や八坂神社の氏子さん、何度も祇園祭に足を運んでいる人にとっては当たり前のことかもしれません。

しかし、これまで山鉾巡行くらいしか見たことのなかった私にとっては、初めて知ることばかりで、とても新鮮に感じました。

祇園祭前祭宵山

京都府京都市中京区・下京区の中心市街地
アクセス:阪急烏丸駅、地下鉄四条駅、バス四条烏丸下車ほか

この記事を書いた人

奥河内から情報発信
奥河内・南河内地域文筆家

奥河内から情報発信

Website: https://www.okukawachi.biz/

大阪府河内長野市は別名「奥河内」と呼ばれ、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結しているので、新興住宅団地が多数造成され、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。
ライター歴は10年超で、主に大阪市内で執筆活動をしていましたが、
5年前の2021年1月に縁もゆかりもない河内長野に引っ越しました。
2021年9月16日よりご縁がありYahoo!ニュースエキスパートの地域担当となり、移住して半年余りながら「よそ者」の視点で、長く住んでいる人が気づかないことを含め南河内地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を発信。
そして文章の力で「まち」が元気になる記事を提供することを心掛け、終了日である2026年3月31日まで1日も休むことなく、計1658本の記事を執筆しました。
Yahoo!ニュースエキスパート終了が決定したことを受け、2026年1月からは独自で公式サイト「南河内ニュース」を立ち上げました。
引き続き現地の情報発信を行っています。

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