【善通寺市】チームラボの作品が旧偕行社に登場 「お絵かきフライト」の楽しみ方を聞いたよ
WRITTEN BY ちぃちぃ
パステル調の優しい絵画が特徴の画家、田嶋里菜さん(丸亀市在住)の個展「映し鏡の心」が、1月20日から1月26日まで開かれています。今回は抽象画と物語的な絵画の二つのパターンの中から13作品を展示。「自分らしい作品とは何か」がテーマにもなっていて、観た人は優しい気持ちになって帰っていくようです。会場の富屋珈琲店2階ギャラリー(同市富屋町)に足を運んでみました。
田嶋さんは丸亀市の島に移住して、島暮らしを楽しみながら絵画の制作活動をしています。個展は、丸亀市内に移住して6回目です。個展のタイトルになっている「映し鏡の心」という言葉には、田嶋さんが手掛けてきた抽象画と物語的な絵画の両方が田嶋さんらしい作品であるという2025年の気づきを込めました。それまでは、どちらかの道を選択しなければならないと思っていたそうです。
ある日、「鏡に映る自分も自分であるように、抽象画と物語的な絵画の両方が私である」と感じることができたとのこと。抽象画を描いていた時は、「作品が分かりにくいのではないか」と感じ、物語的な絵画を描いていた時は、「抽象画よりも浅いのではないか」と葛藤していた田嶋さん。

しかし、「何度か個展を開いていく中で、私の絵を『いい』と言ってくださる方たちのおかげで、自己肯定感を高めることができました。そして、どちらの私も肯定することができるようになりました」と話します。
展示作の中から、抽象画を2作品、物語的な絵画を2作品、田嶋さんに選んでもらって簡単に解説してもらいました。
まずは、抽象画から「春のカーテン」と「夜のカーテン」にコメントをもらいました。この2作品は、対の作品として描いたわけではないそうです。色のイメージを出発点に、対話するように描いた作品とのこと。

「春のカーテン」は、春の暖かい日向に咲く草花を思い浮かべながら、ピンクと黄緑のイメージで描いた作品です。部屋にあるカーテンを描いたのではなく、出来がったらカーテンのようだったので、「春のカーテン」と名付けました。春らしいカーテンと観ることもできるし、自然界の春の景色がカーテンのように広がっていると観ることもできそうです。

「夜のカーテン」は、灰色のクレヨンを購入したことをきっかけに描いたそうです。グレー調の色彩が展開されており、暗い中にも光が感じられるような世界観が広がっています。ここから観る人それぞれの視点を盛り込んで、作品を表現してみると楽しそうですね。
次に物語的な絵画から「真夜中の秘密」と「夜の友達」を紹介してくれました。どちらの作品にも、金色の髪をした少女とネコ、そして黄色い扉が描かれています。田嶋さんは、あらかじめ物語や細かな世界観を設定するのではなく、その時に浮かんだイメージを描いているそうです。

この2作品にはネコが出てきますが、田嶋さんの家にやってくるノラネコを作品に登場させてみようと思って描いたそうです。どちらの作品も、夜がタイトルになっていますが、夜の静けさが田嶋さんにとってはしっくりくるのだそうです。

作品に描かれている世界とタイトルをヒントに、観る人がオリジナルの物語を紡いでみるような鑑賞もできそうですね。きっと答えは一つではありません。答えのない世界を旅してみる醍醐味が感じられそうでした。
「個展に来てくださった方が、来ていい時間だったと感じて帰ってくれれば嬉しいです」と話す田嶋さん。作品をじっくり鑑賞すると、きっと観る人それぞれの世界観が広がります。作品は、田嶋さんという描き手によって完全にコントロールされるものではなく、観る人がいて初めて完成されるのだと言います。

ぜひ会期中に会場に足を運んでいただき、田嶋さんの作品を楽しんでみませんか。1階でコーヒーや食事をいただき、2階で作品を楽しむような過ごし方もできます。田嶋さんの作品を観て、想像を膨らませながら自分の世界を創造するという試みが楽しいと思えたひと時でした。

基本情報
名称 : 田嶋里菜 個展「映し鏡の心」
住所 : 香川県丸亀市富屋町7-1 富屋珈琲店2階ギャラリー
アクセス : JR丸亀駅から徒歩5分程度(駐車場あり)
開催期間 : 1月20日から1月26日
時間 : 午前10時から午後5時 (26日のみ午前9時から正午、入場無料)
カフェの営業時間:火曜から金曜は午前7時から午後2時と午後5時半から午後9時、土曜と日曜は午前8時から午後5時
休廊日:なし(会場の富屋珈琲店は月曜定休)
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ちぃちぃ
ヘルシーなごはん、そして、雰囲気を含めた「心地よい食体験」が大好きです。時には、知的な発信も手掛けたいと思っています。香川県丸亀市・善通寺市を中心としたエリアの情報を楽しんでいただけたら嬉しいです。
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