【千葉市】小さなパン屋、モワティエさん
WRITTEN BY 格さん
千葉開府900年の節目を迎えた今年、千葉の始まりの地・亥鼻エリアに、クリエイターとともに新しい日常や地域資源の創造的な利活用を育む「FabCafe Chiba」が6月1日にオープンしました。
こちらは元々木造数寄屋作りの「いのはな亭」があった場所。1981年建設から集会所や茶屋として多くの市民に利用されてきました。そして、千葉開府900年を迎える今年、装いも新たにモダンな「Fab Cafe Chiba」として生れ変わりました。

「いのはな亭」の雰囲気も残しつつモダンな外観
本日は「Fab Cafe Chiba」責任者である株式会社ロフトワークの岩沢エリさんに取材をさせていただきました。
―旧いのはな亭の頃から時々利用させていただいていましたが、ずいぶんモダンになりましたね。千葉開府900年の今年6月1日に亥鼻公園内にオープンされたというのは意味がありますね。―
そうなんです。私は東京生まれで、千葉に移り住んで6年になります。現在は亥鼻公園の近くに住んでいますが、この6年間で千葉のことが大好きになりました。一方で少し残念に感じていることがあります。それは、意外にも地元の方々が千葉の歴史や魅力をあまり知らないことです。亥鼻公園について話をすると、「千葉城があるところだよね」「桜の季節には行くよ」といった声をよく聞きます。しかし、ここが千葉のまちの始まりの地であることや、千葉氏ゆかりの地であることまで知っている方は決して多くありません。私自身、そのことをとても残念に感じていました。だからこそ、千葉開府900年という大きな節目を迎えた今、この亥鼻の地が持つ歴史的な価値や、千葉のまちがどのように始まったのかを、より多くの方に知っていただきたいと思っています。そして、その歴史をきっかけに、改めて千葉の魅力を感じてもらえたらうれしいです。
千葉城がある亥鼻公園は、歴史公園としての役割を持つだけでなく、千葉の歴史や文化を学ぶことができる観光スポットの一つでもあると思います。ただ、観光客のための場所というだけではなく、地元の人たちが日常的に訪れ、気軽に歴史や地域の魅力に触れられる場所であってほしいとも感じています。普段からこの場所に接する機会が増えれば、「こんな歴史があったんだ」「こんな魅力があったんだ」と新たな発見につながるはずです。そして、その積み重ねが千葉を今まで以上に好きになるきっかけになるのではないかと思っています。千葉開府900年という節目だからこそ、多くの人に亥鼻の地を訪れていただき、千葉の歴史や魅力を身近に感じてもらえたらうれしいですね。
―こちらのFabCafeさんコンセプトは「千葉を嗜む(たしなむ)」と言うことだとお聞きしました。私自身すごく共感しました。―
はい。FabCafe Chibaのコンセプトは「千葉を嗜む」。地元食材や商品、アート、クリエイターを発信する拠点を目指しています。

―例えばメニューなどはどのように千葉にこだわりがありますか?―
FabCafe Chibaでは、できるだけ千葉の魅力を感じてもらえるよう、地元の事業者さんと連携したメニューづくりを進めています。例えばコーヒーは、千葉駅北口にある「豆NAKANO」さんの豆を使用しています。クラフトビールは木更津のブルワリー「ソングバード」のものを提供していますし、日本酒も千葉のお酒を取り扱っています。現在は「福祝」をご用意していますが、このお酒は銀座通り商店街の酒販店「よつめや」さんにご協力いただいています。ぜひ皆さんにも訪れていただきたいお店ですね(笑)。
また、抹茶にも力を入れていきたいと考えています。使用しているのは蘇我の「鈴鹿園」さんの抹茶です。現在提供している「抹茶トニック」はアルコールを使っていませんが、レモンの爽やかな酸味と抹茶のほろ苦さが絶妙に合う一杯になっています。
こうしたメニューを通じて、千葉にはこんなに魅力的な生産者さんやお店があるんだということを知ってもらい、地域との新しい出会いのきっかけになればうれしいですね。


千葉と”地場”を掛け合わせ「じばみやげ」コーナーでおすすめの千葉の一品をそろえています。
そして、うれしいのはいのはな亭にあった集会所(茶室)がリニューアルオープンしていることです。こちら低料金で茶会、お茶のお稽古、地域の集まり、勉強会。研修などにご利用できます。


お茶会ではにじり口も体験できます。(にじり口は、茶室特有の小さく低い入り口で、訪れる者に謙虚さと平等の精神を促す設計です。)
以前は雑木林だった場所もきれいに整備され、庭のスペースが広がりました。開放感が増し、公園の景観をより楽しめる空間になっています。そして、個人的にとてもうれしかったのが、水琴窟が残されていたことです。静かな庭園の中で耳を澄ますと、まるで琴の音色のような美しい水音を楽しむことができます。


水琴窟(手水鉢(ちょうずばち)からこぼれた水が、地中に埋められた壺の中に落ちることで、「キーン」「ポーン」といった琴の音色のような美しい響きを生み出します。その音がまるで琴を奏でているように聞こえることから、「水琴窟」と呼ばれています。
お茶室から眺める亥鼻城(千葉城)の眺めはベストフォトスポットです。

最後に 岩沢さんに「FabCafe Chiba」の今後の展望などをお聞きしました。
「Fab」という名前は私たちの造語です。“Fabulous(素晴らしい)”という言葉にも通じますが、『新しい素晴らしい日々を生み出していく』という思いを込めています。FabCafeは、さまざまな人たちが「ちょっとやってみたい」「こんなものを作ってみたい」といったアイデアや挑戦を形にすることを応援する場です。クリエイターだけでなく、地域の人たちや企業、学生など、多様な人が集まり、新しい価値やつながりが生まれる場所を目指しています。
現在、FabCafeは国内では千葉のほか、大阪、京都、富士吉田、飛騨古川、名古屋、そして東京・渋谷などに展開しています。それぞれの地域の特色を生かしながら活動していますが、亥鼻のFabCafe Chibaもまた、千葉ならではの魅力を発信し、新しい交流や挑戦が生まれる拠点になっていければと考えています。
そのための取り組みとして、今後は月に1回程度の「お茶会」や各種ワークショップの開催を予定しています。気軽に参加できる交流の場をつくりながら、人と人、人と地域をつなげていきたいと考えています。また、秋頃には千葉の生産者や事業者、クリエイターが集まる地元密着型のマルシェの開催も計画しています。千葉の魅力あるモノやコトに触れられる機会を増やし、この場所から新たな出会いや挑戦が生まれることを期待しています。

取材にご協力いただいた「FabCafe Chiba」マーケティング リーダー 岩沢エリさん
千葉開府900年の節目に誕生したFabCafe Chiba。ここは単なるカフェではなく、千葉の歴史や文化、人とのつながりに出会える場所です。千葉のことをもっと知りたい人も、もっと好きになりたい人も、まずは一杯のコーヒーを片手に亥鼻の風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと新しい千葉の魅力が見つかるはずです。
▇FabCafe Chiba
千葉県千葉市中央区亥鼻1-6 亥鼻公園 電話043-224-7428(集会所の予約なども)
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
HP https://fabcafe.com/jp/chiba/
instagram https://www.instagram.com/fabcafe_chiba
運営会社ロフトワークHP https://loftwork.com/jp/about
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トラッキー
千葉市の名所旧跡の見学や美味しいもの食べ歩きを趣味としています。健康のために主にウォーキング、自転車で巡っています。Facebook,instagramでの投稿も積極的に行っています。写真も趣味なので是非御覧ください。
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