【千葉市】小さなパン屋、モワティエさん
WRITTEN BY 格さん
「サハラマラソン出場者が目指す町」鋸南(きょなん)町に、今年もサハラマラソン完走者たちが集まります。サハラマラソン完走者報告会には、サハラを目指す人たちも参加しており、サハラ界隈では「サハラ砂漠の入口は鋸南町」とまで言われています。サハラマラソンに興味がある人はもちろん、マラソンをしない人でも楽しめます。過酷な環境で走りぬく術や軽量化の方法など、サバイバルや登山者にも役立つリアルな声を聞きたい方におすすめの、「サハラマラソン2026完走者報告会」を紹介します。
写真提供:Osamuさん

サハラマラソン(正式名称:Marathon des Sables)は、モロッコのサハラ砂漠で毎年開催されているマラソン大会です。参加者は約1週間で250kmを走破。食料や寝袋などの必要装備を背負い、日中は40℃を超える灼熱の砂漠を進むため、「地球上で最も過酷なレースのひとつ」とも呼ばれています。
1986年に始まったこの大会には、世界各国からランナーが集まり、体力だけでなく精神力や自己管理能力も試されます。「辛くて過酷なレース」というイメージしかありませんでしたが、初めて開催された「サハラマラソン2024完走者報告会」に訪れてみると、どうやら辛くて過酷なだけではないということがわかりました。
毎年4月ごろに開催されるサハラマラソンに出場した後、6月に鋸南町に集合する出場者たち。初回の報告会では、運営スタッフとしてサハラマラソンに関わっていた方も含め、総勢9名が登壇し、それぞれのサハラマラソン体験を語りました。

昨年の報告会では4人が登壇。実際に現地で使用した靴や持ち物を並べました。2024年の報告会に参加し、2025年の日本人女性出場者最年少の、19歳で完走した佐々木朱珠さんもその一人です。佐々木さんはその後、サハラマラソンの体験を綴った「DEATH OR RUN―青春をサハラに賭けた、生き直しの記録―」を出版しました。
出場者たちの言葉で印象に残っているのは、「走らなくても歩いて完走すればいい」という言葉でした。長年トレーニングをしてきた人もいれば、マラソン大会に出たこともないままエントリーしたという人もいたので、話を聞けば聞くほど、「私でもできるのでは?」と思ってしまいます。昨年は、報告会後の交流会の場で申し込んだ人もいたそうです。
非日常の景色と環境の中を走るという経験は大きな魅力ですが、経験者たちが口にしたのは「普通じゃない人たちに出会える」という言葉でした。過酷なレースに参加するために、世界中から集まる人々。しかも、2週間ほどの休暇が取れて、100万円以上の費用を出せる人たちです。ユニークな人たちと出会えて、つながれることが魅力の一つになっているようです。
今年は一体何人登壇するのか、当日蓋を開けてみないと分かりませんが、登壇予定のOsamuさんは「サハラ砂漠に取り組むハードルを下げられたら良いな、という思いで経験を共有したい」と言います。
Osamuさん「2024年夏にはエントリーを決め、パートナーと2人で準備をスタートしました。2025年3月末、準備ができていない焦りからか、喧嘩の日々。出発直前に延期を決めて、その年はロケハンへ行きました。そうしたら、翌年のレースでは緊張がほぐれて、スムーズにスタートを切れました」

今まで名前も知らなかった、千葉県の小さな町を目指す出場者たち。行動的でパワフルな“普通じゃない人たち”に会いに、「サハラ砂漠の入口」鋸南町にお立ち寄りください。
【イベント詳細】
名称:サハラマラソン2026完走報告会
日時:6月13日(土)
15:15~16:50
入場:無料 ※会場費などのカンパ募集中
場所: 鋸南町中央公民館
〒299-1908 千葉県安房郡鋸南町吉浜516-1
サハラマラソン2026完走報告会ページ(外部リンク)
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バックパッカーで世界を旅して漂着したのは、千葉県房総半島の安房(あわ)。ボロボロ古民家を仲間と改修しながら、犬猫ヤギと暮らしはじめる。安房の自然にどっぷり浸かりながら、アウトドアや暮らしを堪能しつつ、魅力ある人や場所を紹介している。
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