【横浜市】の歴史を語る上で欠かせない“美しい博物館”のようなクラシックホテル「ホテルニューグランド」
WRITTEN BY 佐原ねお
京急「金沢文庫駅」西口から歩いて1~2分ほどのところにあるブルワリー「南横浜ビール研究所」。2016年に開店して以来、ビールの審査会で数々の賞を受賞し、時には審査員に呼ばれることもある実力派です。
2025年2月に開催されたジャパン・グレートビア・アワーズ2025では、エントリーした3本すべてが入賞するという快挙。今回はこちらで醸造責任者の方や常連さんのお話を伺い、瓶ビール詰めも体験させてもらいました。
| 知らない方のために…クラフトビールとは? 定義というわけではないのですが、小規模な醸造所がつくる個性あふれたビールをイメージしてもらえばと思います。 |

「地元のビール屋さんという立ち位置を大事にしていて、みなさんの友達や親戚が遊びに来た時に自慢できるビールを提供したいと思っています。賞は自慢してもらえる証明のようなもの」と語る醸造責任者の荒井さん。

苦くもなくオールマイティに、そしてどんなタイプでも作れるようにと常に改良が重ねられる南横浜ビール研究所のクラフトビール。自信をもってみんなが素直においしいと思えるように、という“わかりやすいおいしさ”に常にこだわり続けています。

実はこちらのお店、オーナーの奥様が野菜ソムリエの資格を持っていることもあり、三浦半島の珍しい野菜を使った料理も魅力。女性だけで来店されるパターンも少なくありません。

またビール酵母で漬けたからあげや、週末限定で提供される低温調理の肉料理などもかなり力を入れていて、子供連れでも楽しめるようなところなのです。
「大手のメーカーではできないような珍しいビールを、地元のマイクロブルワリーがやっているのは、ビール好きとしてはある種の自慢」と語るのは、会社帰りだけでなく週末に家族で来ることもあるという常連さん。
過去には鶏ガラを使ったビールを見かけたこともあったのだとか。

近隣のビール好きの間では「クラフトビールと名がつけば、一杯1,000円の値段をつけるレストランも多い中で、一杯700円前後から飲めるのは良心的」と、憩いの場となっています。
「人生最後の仕事として、地元の人に喜ばれる仕事を選んだ」という荒井さんは、これまで店でお客さん同士が繋がっていく様子も見てきました。

お店が今あるこの場所は、オーナーである高橋さんと荒井さんが育った地元です。2人は地元高校の同級生で、オーナーの高橋さんからの声掛けで始まりました。
実は荒井さんの前職は、ビールに関わるお仕事ではありません。開店を決めてから修行には出たものの、誰も近くで教えてくれる人もいない試行錯誤の状態で研究を重ね、南横浜ビール研究所のクラフトビールが誕生したのです。

「おかげで作業を理解して考えるクセができました。誰も教えてくれなかったところから作り上げたところが下地になっています」と、荒井さん。クラフトビール作りに前向きで、真っすぐな姿勢が受賞にも繋がっているのだと感じます。
南横浜ビール研究所は建物の2階がビアパブで、1階がビール工房。3月初旬は瓶ビール詰め体験イベントがあり、工房にも入らせてもらいました。

奥には醗酵室があり、そこには冷暖房があるのですが、こちらの部屋にはありません。なので夏は50度くらいになることもあり、冬は寒いというかなり過酷な環境。これはクラフトビールに対しての強い情熱がないとやっていけません。

瓶詰め体験の対象となったのは「メロンすぎるエール」。今回は体験料も含めて、2本で1,980円でした。

瓶詰の工程は、瓶を消毒してガスを入れ、液を入れる。その後、酸化しないように酸素を抜いてから、瓶を揺らして泡で満タンにさせ、消毒した王冠で蓋をする…という作業なのですが、レバーを動かすのも王冠で蓋をするにも思ったより力が必要。

体験前にはスタッフが流れるようなお手本を見せてくれて、わりと簡単にやっているように見えたのですが、実際やってみると作業にはかなり手間取りました。
さらにスタッフはビールをケースで持ち上げているわけですから、控えめに言っても重労働です。荒井さん以外のスタッフもみなさん“ビール研究員”といった印象。

瓶詰めさせてもらったメロンすぎるエールは、爽やかなのに甘すぎず、メロンの余韻がありながらしっかりビールの味わい。実はほかのクラフトビールも瓶ビールとしてテイクアウトすることができるものもあるため、手土産にも喜ばれそう。
ちょっとしたインテリアにもなりそうなボトルは、ギフト映えはもちろん、ホームパーティーやBBQシーンにもしっかり映えてくれます。

「ビールだけではなく、日本酒、ワイン、サワーなんかも取り揃えていて、たまに稀少な日本酒をどこからか手に入れて、醸造長がビールよりもおすすめしてきたり。ビール好きじゃなくてもぜひ一度は足運んで欲しいですね」と常連さんは語ります。
「今よりいいビールを」と常に研究心の絶えない荒井さんの情熱が宿る南横浜ビール研究所。この記事をきっかけに、まだお店を知らない誰かの出会いに繋がりますように。
*こちらの記事は、2025年3月7日にYahoo!ニュースにも掲載された内容です。
南横浜ビール研究所
住所:横浜市金沢区釜利谷東3-1-4
電話:045-781-5055
アクセス:京急「金沢文庫駅」西口から歩いて1~2分ほど
インスタグラム:beerlabo
営業日と営業時間は以下の通り
月~金: 17:00~翌0:00 (料理L.O. 23:30 ドリンクL.O. 23:30)
土、祝日: 12:00~翌0:00 (料理L.O. 23:30 ドリンクL.O. 23:30)
日: 12:00~22:00 (料理L.O. 21:30 ドリンクL.O. 21:30)
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