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WRITTEN BY 奥河内から情報発信
今から2年ほど前、河内長野駅前で衝撃的なシーンを確認しました。それは河内長野駅前にあった西條薬局跡地の建物が取り壊されていたのです。

駅前の一等地ということで、本当は広場にでもなったらいいだろうと感じました。けれど、とてもそんな場所を取得できる資金が市にあるとは思えないと、当時私は考えました。

(マンション建設予定地だった当時。特別に借りて行われた万博関連イベント)
「せめてホテルでも建ったら」などと考えていたのですが、ある市議会議員の方に聞くと民間の事業者が土地を確保された、そして恐らくマンションが建つのだろうということでした。

(西條薬局跡の建物が残っていたころ)
駅前の場所にマンションが建つというのは、便利が良いので当然需要があり、実際にノバティながの南館や商店街の横にもすでにマンションが建っているので、これはやむを得ないんだろうと思っていました。

あれから2年近く経ち「動きが無いなぁ」と思っていたところ、昨年12月の市議会で「河内長野駅前の西條薬局跡地と旧保健センターの土地交換を行い、駅前の活性化を促進」が可決されたという情報を得ました。ちなみに現在の保健センター(外部リンク)は、大阪南医療センターの敷地内にあります。

(河内長野駅の東側にある旧保健センターは画像中央の白い建物)
同じく駅前の東側にあった旧保健センターの建物と土地を交換するという驚きの方法で、駅前の土地を広場にしようという発想。さらにその経緯についてとても気になった私は、市役所に問い合わせたところ、なんと西野市長が自ら説明してくださることになりました!

西野市長の話では、まず保健センターを移転した後に、その駅前の跡地を開発してくれる事業者を募集したそうです。ただそれは、マンションを建てるなら懸案となっている国道310号線歩道の整備をお願いするという条件付きでした。

(保健センターに隣接する国道310号線)
ところが、残念なことにその条件では手を挙げる事業者さんがいなかったそうです。

(土地が交換される保健センター跡地を訪問しました)
また別の問題として、駅前の「顔」であるということで、西條薬局跡地に地元の人を中心に特別な思いがあったのも事実です。

(12月に行われたBeyond万博inかわちながの)
実際に万博関連のイベントを西條薬局跡地広場で実施することで、駅前長野商店街や中村池公園、さらにラブリーホールも巻き込んだ地域が回遊できる大きなイベントになりました。またノバティながのへの波及効果もあるため、駅前の賑わいにつながったのも事実です。

「本音では西條薬局跡の場所が欲しかった」と市長。何か手がないかと考えていたところ、保健センター跡地も事業者が決まっていないことで、だったら「いっそのこと土地を交換することを」をお願いできないかとなりました。

西條薬局跡地の土地を持っていた所有事業者は、市の提案に驚きながらも好意的に受け止めてくださり、それから前向きな交渉が始まりました。あの場所のマンション建築は様々な理由から難しいと所有事業者も考えていたそうで、そのため土地が動かない状況が2年近く続いていたのです。

こうして懸案となっていた国道の歩道設置義務付けにも所有事業者が応じてくれることになりました。

さらに買戻し特約(売主が一度売却した土地を、最長10年以内に代金と費用を支払うことで再取得できる契約上の約束)を付す契約にも同意。最終的に市議会に提出して条例として可決したということだったのです。

結果的に、市側、民間事業者側どちらにとっても良い結果となり、西條薬局跡地は河内長野駅前広場として整備することが決まりました。

そしてもうひとつ、今回の決定には去年4月からの組織の改編が功を奏したといいます。従来の縦割り行政の組織では担当部署が違うと動きが鈍くなり、「守り」になりがちだったため、うまくいかなかった可能性があったそうです。

新たに成長戦略局を設置したことで横のつながりがスムーズとなり、「攻め」の戦略が図れたとのことで、今回の交渉も無事にできたそうです。

こうして河内長野市の所有となった西條薬局跡地では、直近では2月22日に若者ミライプロジェクトによる「河内長野蚤の市」が行われることが決まっています。その後は広場のある地域周辺の方々と話し合いを行いながら、4月以降に広場を整備していく方向なのだそうです。

取り壊しの衝撃から2年近く、駅前ということで一体どうなるのだろうと気にしていましたが、まさかの土地交換で広場になるという素晴らしい結論になりました。直近の蚤の市をはじめ、これからこの広場で様々なイベントが行われ、駅前が賑やかになったら良いなとお話を伺いなから感じました。

住所:大阪府河内長野市本町11-23
アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩2分
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大阪府河内長野市は別名「奥河内」と呼ばれ、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結しているので、新興住宅団地が多数造成され、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。
ライター歴は10年超で、主に大阪市内で執筆活動をしていましたが、
5年前の2021年1月に縁もゆかりもない河内長野に引っ越しました。
2021年9月16日よりご縁がありYahoo!ニュースエキスパートの地域担当となり、移住して半年余りながら「よそ者」の視点で、長く住んでいる人が気づかないことを含め南河内地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を発信。
そして文章の力で「まち」が元気になる記事を提供することを心掛け、終了日である2026年3月31日まで1日も休むことなく、計1658本の記事を執筆しました。
Yahoo!ニュースエキスパート終了が決定したことを受け、2026年1月からは独自で公式サイト「南河内ニュース」を立ち上げました。
引き続き現地の情報発信を行っています。