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WRITTEN BY きさらぎ
富山県黒部市の吉田科学館プラネタリウムで上映中のオリジナル番組、「ふれたリウム ふれて、みて、感じる宇宙」は、全国でも珍しい“ふれる”ことのできる、体験型の字幕つきプラネタリウムで、目の不自由な方や耳の不自由な方も楽しめる番組です。

上映にあわせて配布される「触図」は、点字と浮き出た星を指先で追うことができます。指で星空にふれるように、星座の形や距離感を確かめられます。
この点字を使用した触図は、視覚に障がいのある方だけのものではなく、誰もが学びを深めることができるツール。健常者にとっても新しい気づきがあります。
筆者も実際に触図を指でたどりながら鑑賞しましたが、星の位置関係や広がりを立体的に感じ、これまでよりも深く星座を理解することができました。観る星空に“ふれる”ことで、星の世界がすっと頭に入ってくる――。そんな感覚がありました。

制作を手がけたのは、イラストレーター、たいとう りえこさん。吉田科学館のプラネタリウム制作に携わって20年になり、リメイクを合わせると、これまでに約40作品生み出してきました。
脚本や絵の制作、映像編集、声までを担うクリエーターで、「癒し・気づき・興味のきっかけ」を届けたいという想いで制作にあたっています。

今回の「ふれたリウム ふれて、みて、感じる宇宙」では、おじいさんと孫の物語を通して、自然に星へと心を向けられるように描かれた作品です。たいとうさんの想いは、孫の言葉に込められています。
吉田科学館プラネタリウムのオリジナル番組は、独自の映像表現で知られています。これまでは、黒部ダムや水中、空撮など、普段は観られない映像を届けてきました。
今回のオリジナル番組「ふれたリウム ふれて、みて、感じる宇宙」では、誰もが等しく学べるユニバーサルな星空を見事に形にしています。この取り組みは、全国的にも貴重な試みです。
星空を観るだけでなく、”ふれる”ことで理解が深まり、鮮やかに記憶にも残る。そんな特別な体験を提供する作品が、黒部市の吉田科学館にあります。すべての人に届けられるプラネタリウムが、これからも多く上映され、長く愛されていくことを願わずにはいられません。
お天気が不安定な季節でも、黒部市吉田科学館にはいつも満天の星空が広がっています。その優しく静かな星空に、目と指先と心でふれてみてください。
黒部市吉田科学館(外部リンク)
住所:富山県黒部市吉田574-1
電話番号:0765-57-0610
営業時間:9時~17時
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館)
祝日の翌平日、年末年始(12月29日~1月4日)
入館料金:無料
プラネタリウム料金:一般 300円
高校・大学生 150円
中学生以下 無料
身体障害者手帳交付者及びその介護者 無料
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