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大阪府 -泉佐野市

【泉佐野市】ほぼ毎日満席。あの名店のDNAを継ぐ高コスパイタリアン。記憶に残る「小さなイタリア食堂」

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旅する日々の記憶と記録。matka08

街に居ながらにして、遠くイタリアの片田舎へ旅した気分になれる食堂をご紹介します。
素朴ながらも、緩やかに流れる時間と丁寧に作られた深い味わいの料理が記憶に残る「イタリア食堂 Ricordo(リコルド)」

2022年9月、羽倉崎にオープンした新星です。

名店のDNAを継ぐ

「イタリア食堂 Ricordo」
「イタリア食堂 Ricordo」

都会の洗練されたリストランテとは異なり、素朴で温かい雰囲気が特徴的な同店。
平日は、ほぼ予約で満席になる人気店です。

オーナー の東口 聖生(ひがしぐち せいき)さんのお父様は、東佐野にある「漁場(りょうば)」で腕を振るう寿司職人。料理の世界へ足を踏み入れるきっかけとなったのは、高校生の頃、父に連れて行ってもらった あるワイン食堂での出来事でした。

オーナーシェフの東口さん
オーナーシェフの東口さん

そこで東口さんが目にしたのは、ただ美味しい料理を提供するだけでなく、お客様一人ひとりに心から寄り添うホスピタリティ。
温かい笑顔、細やかな気配り、そして、その場にいる誰もが幸せな気持ちになれるような雰囲気。「食」が単なる栄養補給の手段ではなく、人々の心を豊かにするものであることを、東口さんはこの時、肌で感じます。

提供するワインは、95%がイタリア産。北から南イタリアまで、常時120種類ほどの銘柄が揃う
提供するワインは、95%がイタリア産。北から南イタリアまで、常時120種類ほどの銘柄が揃う

その店は、関西初のティラミス専門店「ティラミッシモ」の前身、ワイン食堂「チポリーナ」。
ワインと料理に定評があり、惜しまれながらも2019年に閉店したこの名店で、東口さんはアルバイトとして勤務しました。そこで得た経験と、辻調理師専門学校で培った確かな技術が、料理人としての礎となったのです。

親から子へと受け継がれた「食」への深い愛情と、お客様への尽きない想い。

「イタリア食堂 Ricordo」には、そんな温かい物語が息づいています。

緩やかに流れる音楽と優しい光と。地元の人々に溶け込む優しい空間。この日もランチタイムは予約でほぼ満席
緩やかに流れる音楽と優しい光と。地元の人々に溶け込む優しい空間。この日もランチタイムは予約でほぼ満席

美味しい料理をお手頃価格で。
「MENU A」

見晴らしのいいカウンター席は、イタリア料理を五感で味わえる特等席。
キッチンに響き渡る調理音、ガーリックや芳醇なトマトソース、フレッシュハーブの香りが食欲をそそり、目の前でシェフが鮮やかに腕を振るう躍動的な光景は、料理への期待感を高めます。

濃厚なトマト&ガーリックのいい香りが!
濃厚なトマト&ガーリックのいい香りが!
麺はこだわりの1.9mm。茹で時間は12分。「時間はかかるけど食べ応えのある太麺が好き」と東口さん
麺はこだわりの1.9mm。茹で時間は12分。「時間はかかるけど食べ応えのある太麺が好き」と東口さん

同店のランチは、3つのコースから選べます。
注目したのは、一番リーズナブルな「MENU A」(1,800円税込)

本日の特製サラダ本日のパスタ3種のデザート、さらに食後のドリンクまで付いてくる高コスパランチです。

もう少し贅沢したい方は、本日の特選メイン料理が加わる「MENU B」(2,500円税込)を。

そして、肉と魚、両方を堪能したい方には、本日の厳選魚料理と特選肉料理がプラスされる「MENU C」(3,700円税込)がおススメです。

旬の食材を使用した、本日のパスタに心が躍ります。「地物『しらす』と白ネギのペペロンチーノ」「山形ポークの煮込みと甘い新玉ねぎのトマトソース」、特別パスタとして、卵黄を練り込んだ自家製麺「タリアテッレ」を使用した「地物『渡り蟹』のクリームソース」(+700円)。この中から、いずれか一品を選びます。
*Cコースは、追加料金不要。

わたしは、「地物『しらす』と白ネギのペペロンチーノ」を選びました。

ちなみに「MENU B」で選べるメイン料理も、「地元活鮮魚のカダイフ焼き~レムナードソース」「兵庫産『但馬どり』の香草パン粉焼き」「鹿児島産『黒毛和牛』の網焼き」(+900円)と、どれも美味しそうなものばかり。

食後のドリンクは、コーヒー紅茶エスプレッソリンゴジュースの中からお好みで。

料理のお供に、オーストラリア産・濃厚ぶどうジュース「Traubenmost」の赤をオーダーしました。

「Traubenmost」赤 グラス600円(税込)
「Traubenmost」赤 グラス600円(税込)

無添加・無加水で作られた果汁100%のジュースです。これが、フレッシュなぶどうを食べているようで、とても美味しいのです。

サーブされた前菜(本日の特製サラダ)は、鹿児島県産の「茶美豚(チャーミートン)」(*)を使用した自家製ハムパテドカンパーニュキャロットラペフリッタータなど。一品一品、想いが詰まった愛情料理です。

*「茶美豚」 鹿児島発祥のブランド豚。緑茶やトウモロコシ、サツマイモなどの飼料を与えて育てられ、臭みがなく、赤身と脂のバランスが良いのが特徴。

福島県産のメープルサーモンのカルパッチョは、バジルピューレとレモンペーストでさっぱりと。

自家製ハムは、まるで燻製のような味わいで、噛むほどに肉の旨味がじゅわっと広がります。

イカ、エビ、アサリを泉州たまねぎと共に煮込み、旨味を凝縮させたパテをガーリックトーストに乗せたパテドカンパーニュ

小さな料理はどれも、ハーブやガーリック、煮込んだ時間による旨味がギュッと凝縮されていて、口にするすべてのアンティパストに大満足。可愛らしくて、オリジナリティあふれる料理たちです! 

続いて、「地物『しらす』と白ネギのペペロンチーノ」が運ばれてきました。

お料理を噛みしめるたび、「うーん、美味しい」と天を仰いでしまう至福のひととき。
ゆったりと供されるからこそ、その余韻さえも心ゆくまで味わえて、幸せが倍増するのです。

フォークでパスタを巻き取り、ひと口。

アルデンテに茹で上げられた1.9mmのパスタは小気味良い歯ごたえで、地物のしらすが持つ優しい塩気と磯の香り、熱を加えることで甘みを増した白ネギの風味、そしてガーリックの香ばしさを口いっぱいに届けます。東口さんの料理は、素朴でありながら完璧な味のバランスと見た目を計算し尽くした高コスパイタリアン

添えられたお手製フォカッチャも、もうなにもかもが美味しい。

一滴残さず食べたくなる
一滴残さず食べたくなる
ドリンクは、アイスコーヒーを
ドリンクは、アイスコーヒーを

コースの最後を飾るのは、東口さんお手製のキュートなスイーツたち。個性豊かな甘美な誘惑が目の前に現れました。
ティラミスフィナンシェラズベリー&ホワイトチョコのジェラードと、どれも愛情とこだわりが詰まった逸品ばかり。一品ずつ丁寧に味わうことで、コース全体の満足感がさらに高まる、最高の締めくくりとなりました。

記憶に残る「小さなイタリア食堂」

言葉数が少ない東口さんが、わたしのこんな感想にとびきりの笑顔を魅せてくれました。

「イタリアの田舎町にある食堂に訪れているみたい…」

彼が描くのは、そんな風景の中にある温かな食堂です。
「Ricordo」ーそれはイタリア語で「記憶」「思い出」という意。
旅先でふと訪れたような、いつまでも忘れられないような温かい記憶。

「イタリア食堂 Ricordo」は、一度訪れたら記憶に残る、心揺さぶる食堂です。

ディナーのおすすめメニューは、「牛ハチの巣のトマト煮」800円(税別)や「5時間じっくり煮込んだミートソース ポルチーニの香り」1800円(税別)など
ディナーのおすすめメニューは、「牛ハチの巣のトマト煮」800円(税別)や「5時間じっくり煮込んだミートソース ポルチーニの香り」1800円(税別)など

【基本情報】

店名:「イタリア食堂 Ricordo」
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:泉佐野市羽倉崎1丁目1-50
(Googleマップ参照)
Tel:072-487-0051
営業時間:(昼)11:30~14:00(L.O.13:30)
(夜)18:00~22:00
定休日:水曜
駐車場:あり(店横5台駐車可)
取材協力 「イタリア食堂 Ricordo」
オーナー東口 聖生 様

*記事内容は取材当時のものです。
*人気店のため、お電話での事前予約をおススメします。

この記事を書いた人

旅する日々の記憶と記録。matka08
ライター

旅する日々の記憶と記録。matka08

大阪・泉州在住。
7年の広告制作ディレクションを経て、2022年から4年間、Yahoo!ニュースにて地域記事を執筆。
計8回の最優秀記事賞(MVA)を受賞。
2026年春、同メディアの筆を置き、現在はウェブメディア等での執筆を続けながら、自身のマガジン『Blank.』の創刊に向けて、日々奮闘中。
フィルムカメラとノートが相棒。

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