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【京都】映画『黒の牛』蔦哲一朗監督×田中泯×坂本龍一の精神世界を描く映像詩、京都シネマで延長上映決定

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RICA

京都を中心に映画ファンの注目を集めている新作『黒の牛』が、ミニシアターの 京都シネマ で好評上映中です。

本作は禅の伝統的象徴「十牛図」をモチーフに、人間と自然の関係、内面世界の探求を映像詩的に描いた作品として話題を呼んでいます。

圧倒的映像美と豪華出演陣

監督は映像詩的作風で知られる 蔦哲一朗

物語は急速に変化する時代の中で山を失った狩猟民が、黒い牛と出会い、禅僧と接することで内面世界を見つめ直す旅を描きます。

主演は台湾映画で国際的に高い評価を受ける リー・カンション、そして禅僧役で 田中泯 氏が深い存在感を放っています。

また、本作の音楽には故・坂本龍一氏の楽曲が使用され、静謐で豊かな音響空間が広がります。

さらに、作品の精神的バックボーンには 妙心寺 の禅の思想が色濃く反映されているとされており、公開時には妙心寺退蔵院の副住職・松山大耕氏や田中泯氏と蔦監督による舞台挨拶イベントも開催されました。

とってもカッコいい素敵な田中泯さんはさすが!という裏話をたくさんして下さって、満席だった観客も笑いに包まれていました。

特に雨のシーンについては、遠慮なく豪雨を降らせた蔦監督に恨み節を笑いながら伝えてらっしゃいました。

京都シネマでの上映延長

『黒の牛』は2026年1月23日より京都シネマを含む全国の劇場で公開されて以来、丁寧な映像表現と深遠なテーマが観客の支持を集めています。

京都シネマでは当初の上映期間を超え、2月19日(木)までの延長上映が決定。

続映スケジュールとして平日夜や週末を中心に追加上映が組まれており、京都でも多くのリピーターや話題が生まれています。

こだわりのフィルム撮影

『黒の牛』最大の特徴のひとつが、 全編をフィルムで撮影したこと

蔦監督はデジタルでは得られない質感や色調、粒子の美しさにこだわり続け、8年の歳月をかけて完成。

とくに一部シーンでは 70ミリフィルム(65ミリフィルムネガ)を使用 し、日本映画としては極めて稀な大判フィルム撮影に挑戦しています。

蔦監督は、フィルムならではのナチュラルな色味や質感の豊かさが作品の精神世界にふさわしいと語り、撮影機材や現像プロセスでは独自の工夫と海外協力も得たといいます。

70ミリフィルム撮影については、クリストファー・ノーラン監督への手紙で助言を求めるなど、映画制作のこだわりと情熱が象徴的なエピソードとしても注目されています。

作品の魅力と観客の反応

公開後の評判では「日常に流されがちな心に静かな問いを投げかける」「禅的な映像美が忘れられない」といった声が広がり、ミニシアターならではの深い体験型作品として支持されています。

また、上映前後には禅や哲学をテーマとしたトークイベントも行われ、作品鑑賞を超えた文化的交流が進んでいます。

京都シネマ(上映劇場)情報

洋画・邦画の良質な作品を中心に、アート系映画の上映に定評があります。

私も自主映画を始め、国内外の素敵な映画の上映をされているので勉強に通っている劇場です。

京都にあるミニシアター文化を支える、大切な劇場でもあります。

どうぞ皆さん、素晴らしい映画と出会うため足をお運びくださいませ。

京都シネマ

住所:〒600-8411 京都府京都市下京区烏丸通四条下ル 水銀屋町620 COCON烏丸3F

電話:075-353-4723

京都市営地下鉄「四条駅」出口2・阪急「烏丸駅」直結のミニシアター。

最新の上映スケジュールや舞台挨拶情報は劇場公式サイトをご確認ください。

(Yahoo!ニュース掲載2026年2月12日)

この記事を書いた人

RICA
LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト

RICA

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。
フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。
日本映画の発祥時より美術装飾や小道具、祭などに携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術、伝統工芸、伝統産業や教育まで幅広く活躍中。
『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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