【富田林市】スイセンの花の季節♪錦織公園、梅の里に咲きそろう水仙は、いよいよ見ごろを迎えました
WRITTEN BY 奥河内から情報発信
生きた海の表情を映し出す漁港は、時に懐かしく、どこかエモーショナル。
早朝の静けさ、夕暮れの穏やかさ、そして活気あふれる市場など、その姿は刻々と変化してゆきます。

ふらりと訪れた淡輪漁港に、とても気になるお店があったのでご紹介します。
漁船を持ち、岬町で3軒の魚屋を営む「船守(ふなもり)」。
その一角に、漁師一家を支える 四至本 美代子(ししもと みよこ)さんが営む小さな食堂があります。

街ぶら取材でタレントの石田靖さん、プライベートで島田珠代さんも訪れたというこちらのお店の名物は「ジャンボエビフライ定食」(「特選!エビフライ御膳」)。
そのジャンボっぷりが口コミで話題となり、他府県からもお客さんが訪れるほど。
ほかにも、淡輪漁港で水揚げされたばかりの新鮮な魚介が並ぶ「お魚御膳」もイチオシのメニューで、何がでてくるかわからないワクワク感は、旅先で出合う“あの感動”と似ています。

「どうぞどうぞ~」と地元のおかあさんたちに迎えられ、「おじゃまします」と入店。温かい地元コミュニティへの仲間入りです。店内には、タレントさんのサインが掲げられていて、「そうそう、街ぶら取材ってこんなお店が取り上げられている!」と、いつもテレビで見ているあのシーンを思い浮かべます。


メニューはシンプル。淡輪漁港直送「お魚御膳」1600円、「特選!エビフライ御膳」1300円、「手作りハンバーグ&エビフライ」1400円。
*料金すべて税込み。プラス100円で食後のコーヒー付

「今日は、いいお魚があまり入ってこんかったんよぉ~」と四至本さん。
こんなやりとりも小さな漁港食堂ならではの魅力です。しらすが獲れたときは、「生しらす丼」も味わえるそうで、「こんな新鮮で美味しい『しらす丼』は初めて!」と感動してもらえるのだと嬉しそうに話します。ほかにも、タイやハマチ、イシダイ、ヒラメなど、新鮮なお造りがならぶ日もあるそう。
わたしが気になるのは、やはり名物の「ジャンボエビフライ定食」こと「特選!エビフライ御膳」。テレビ局の調査隊も目をつけた そのボリュームと味はいかに。

ドドンと目の前に登場したジャンボエビフライ。写真(メニュー)で見るより迫力があってビックリ! 千切りキャベツやポテトサラダ、タルタルソースなどが添えられた一皿に、漬物やごはん、味噌汁、漁港の風景、潮風つきで1300円です。




「エビ味噌ごと味わって」と言われ、頭を割って旨味が凝縮された海の恵みを味わいます。

うーん濃厚。口の中がシーパラダイス。
エビ味噌には、タンパク質、ビタミンB12、亜鉛などが豊富に含まれていて、特にビタミンB12は、貧血予防に役立つそう。身は弾力があり、甘くてジューシー。何よりザクザクの衣がお見事すぎて、家庭では叶えられない一級品のエビフライを潮風ごと味わえるこの空間に感謝しかありません。レストランで食すそれとはあきらかに違う逸品です。
営業時間は11時から14時(木曜定休)。晩は予約が入ったら18時から21時まで店を開けるそう。夜の海に思いをはせながら酒を酌み交わすひとときも乙なものです。
(ハンドルキーパーさんご同行でお願いします)

漁獲から加工、販売までを家族で一貫しておこなう同店は、循環する無駄のない日々の営みを続けています。
ふたりの息子さんは、朝5時に漁に出かけ、15時に帰港。
19時頃まで3軒の魚屋でそれを売りさばき、晩は和歌山の中央卸売市場へ。
のこりの新鮮な魚たちを競りにかけ、そして次の朝また海へ出かけます。
馴染みがあったはずの海の風景。不確実な時代に今なお残る尊い営みが、一昔前の自分が気づかなかった感情を運んでくれる。
丁寧に暮らすことの大切さ。それゆえに得られる静寂に満ちた空間がここにはあります。
心が疲れたら「船守」へ。あっと驚くエビフライと運が良ければ獲れたてピチピチの魚たち、そして、地元のあったかいおかあさんが待っています。

【基本情報】
店名:「船守」
住所:大阪府泉南郡岬町淡輪4598(Googleマップ参照)
Tel:090-2011-9501
営業時間:11:00~14:00(予約が入ったら18:00~21:00も営業)
定休日:木曜
駐車場:店主に一声おかけください。停められる場所を案内してくださいます。
取材協力 「船守」店主 四至本 美代子 様
*記事内容は取材当時のものです。
未成年の飲酒は法律で禁じられています~お酒は二十歳になってから~
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旅する日々の記憶と記録。matka08
大阪・泉州在住。
7年の広告制作ディレクションを経て、2022年から4年間、Yahoo!ニュースにて地域記事を執筆。
計8回の最優秀記事賞(MVA)を受賞。
2026年春、同メディアの筆を置き、現在はウェブメディア等での執筆を続けながら、自身のマガジン『Blank.』の創刊に向けて、日々奮闘中。
フィルムカメラとノートが相棒。