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大阪府 -泉佐野市

【泉佐野市】これで1300円。あり得ないほどの品数が並ぶ話題の最強ランチ「予約がとれない説」の真相

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旅する日々の記憶と記録。matka08

「予約がとれた!」
そんな歓喜のコメントをSNSに投稿したくなるお店って、そうないと思います。
「予約がとれない」で話題となっている「酒菜 こむらさき」のランチ
食べたらわかります。予約がとれたら泣くほど嬉しくて、SNSで雄叫びをあげたくなる気持ちが。

駅チカの隠れ家的 小料理屋

「酒菜 こむらさき」
「酒菜 こむらさき」

南海本線「泉佐野」駅から徒歩2分。寂れた商店街の路地裏にひっそりと店を構える「酒菜 こむらさき」は、昼はランチ夜は小料理屋として営業する隠れ家的なお店。

圧倒的なコストパフォーマンスと食通を唸らせる創作料理の数々で、地元民のみならず多くのファンを獲得しています。

定員15名の極小空間

賑やかな声が響き渡る店内は、店員15名の極小空間。お昼時を過ぎても食事を楽しむ人の姿が見受けられました。
「数に限りがありますが、ランチのお料理で少しでも心が温かくなっていただけたら幸せです」と申し訳なさそうに話すのは、ランチ責任者の石井さん。

忙しいながらも笑顔を絶やさずお客様に適宜声かけをしている姿が印象的です。
そして驚くことに同店は、メニューの立案、買い出し、調理などのほとんどの作業を石井さんがメインでこなしています。
「手抜きが嫌い」と話す彼女がつくる料理は、その奥深い味わいの層から、どれほど手間暇をかけているかが想像でき、温かい気持ちになります。

モリモリのランチは3種類

選べるランチは、「定番」「月替わり」「スペシャル」の3種類。

ランチメニュー
ランチメニュー

「定番ランチ」は、「唐揚げ」「一口カツ」「焼魚」「ミックス(フライ)」の4種類の中から1つ選んだメインに、8種のお惣菜美味しいご飯お漬物がついて1300円(税込)
「スペシャルランチ」(*)は、「ジャンボエビフライランチ」「具だくさん アクアパッツァ風の包み焼きランチ」の2種類から選べて 各1600円(税込)
・前日までの予約限定。各5食限定(*)
・食後のコーヒー・紅茶 各200円(税込)


今回は、1月の月替わりランチ「エビ・チキ・蓮根 南蛮タルタル」1300円(税込)をご紹介したいと思います。

モリモリのメニューを見ているだけで心もお腹もいっぱいになりそうですが、このあと到着した料理にさらなる感動が巻き起こります。

作り手の想いが伝わる「創作料理」

驚きました。メインのプレートだけでも3種類の料理がはみ出すほどの勢いで盛られています。
あり得ないほどの品数です。これで1300円ぽっきり。脇をかためる小鉢は8種類。
それにご飯とお漬物、汁物もついています。
さらに、ご飯一杯おかわり無料!

メイン料理の「エビ・チキ・蓮根 南蛮タルタル」は、魔法の粉を使ったの? と思うほどふんわりサクサクとしています。そしてエビがプリプリ! チキンもお箸でちぎれるほどやわらかく、蓮根も甘くてシャキシャキしています。衣も具材もしっかり仕込みがされていないと、この味と軽やかさは出せないとすぐに気づきました。「食べる側」を想像し、「やさしくしてあげよう」という気遣いを強く感じます。美味しいという言葉だけでは申し訳ないと感じ、ちゃんと作り手の想いを受け止めようと無言で食べ続けます。

宇宙船の座席のような器に盛られている「ポテトサラダ」。
目で見て楽しいってすごく大切です。
薄く細かく刻まれた大根、きゅうり、にんじん、パプリカにオリジナルソースであえた ふわふわのマッシュポテトがからみます。ちょっぴりスパイシーな味つけにたまごのまろやかさとフライドオニオンの香ばしさがプラスされ、その味わいは、まるで宇宙を旅しているかのような複雑な世界観。
やめられない、止まらない、クセになる、そんなひと品。

“脇をかためる小鉢”といっても、単純な味つけのものはひとつもなく、それぞれに創意工夫がなされています。たとえば、「しろ菜と油揚げの煮びたし」は、先に油で炒めることで、少量でも滋味深い出汁のコクをしっかり感じられる一品に。

「にんじんしりしり」は、家庭の味とはすこし違いました。なんと“ポテチ”が入っているそうです。

「ポパイ」と呼ばれるこちらのひと品は、ベーコン、ほうれん草、えのき、たまご、と食材も豊富。元気モリモリになる、“あの料理”から着想を得たもの。
ほかにも、糸唐辛子がきちんと添えられた食べ応えのあるきんぴらや、お花型にくり抜いた にんじんがキュートな高野豆腐など、“そのひと手間がうれしい”と思える小鉢ばかり。

その創作料理の数々は、驚きと発見に満ちていて、美味しいのはもちろん、食べ終えたとき、「あぁ、良い時間だった」と心が熱くなりました。

「予約がとれない説」の真相

ランチ責任者の 石井さんは、ご自身の子どもさんとオーナーが同級生という温かいご縁で繋がっています。
「昔から、限られた食材で料理をつくり人に振る舞うことが好きだった」と話す石井さんは調理師免許をもち、これまでもずっと料理に携わってきました。
「大学のそばで小さなお店を経営して、苦学生に料理を振る舞う“寮母さん”のようなことがやりたかったんです」。
儲けなどではなく、ただ「美味しかった」と言ってもらえることが何よりも嬉しい、と涙ぐみます。

気になっていたことを尋ねてみました。

「予約がとれない店」とキャッチコピーのように噂されていますが。

「本当は、たくさんの方にお召し上がりいただきたいのですが、多くの量をつくるとなると妥協しないといけない部分も出てきてしまう。わたしは、それが嫌なんです。限られた食材で真心を込めて提供させていただく。そのスタイルを続けていきたいんです」

現在、席数を縮小し、事前の予約が必須の同店。「スペシャルランチ」は、2カ月先まで予約が入っているけれど、まったくとれないことはないとのこと。「予約がとれない」という状況が、単なる人気だけでなく、作り手である石井さんの料理に対する情熱やこだわりからきていることを知り、「酒菜 こむらさき」の魅力を再認識しました。

今回、ご紹介したランチのほかにも「お弁当ランチ」900円(税込)もモリモリ提供中。
(メニューは公式インスタグラムをご確認ください)

コスパの良さだけでなく、一度味わったら忘れられない、その魅力にきっと心奪われるはずです。予約がとれることを祈っています。

【基本情報】
店名:「酒菜 こむらさき」
公式ホームページ(外部リンク)
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:泉佐野市若宮町3-15(Googleマップ参照)
Tel:072-477-8253(ランチ専用番号 072-457-7230)
営業日時:(昼) 月曜・火曜・木曜 11:00~14:00
*2月より第1・第3月曜日と祝日は定休日となります。
(夜) 月曜~木曜 17:00~23:00 金曜・土曜 17:00~23:30
駐車場:なし(近隣のコインパーキングをご利用ください)
取材協力 「酒菜 こむらさき」ランチ責任者 石井 様
*記事内容は取材当時のものです。
*営業日、メニュー、その他詳細はインスタグラムをご確認ください。

この記事を書いた人

旅する日々の記憶と記録。matka08
ライター

旅する日々の記憶と記録。matka08

大阪・泉州在住。
7年の広告制作ディレクションを経て、2022年から4年間、Yahoo!ニュースにて地域記事を執筆。
計8回の最優秀記事賞(MVA)を受賞。
2026年春、同メディアの筆を置き、現在はウェブメディア等での執筆を続けながら、自身のマガジン『Blank.』の創刊に向けて、日々奮闘中。
フィルムカメラとノートが相棒。

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