【上田市】アスレチックと癒しのご近所冒険 山城跡をたどって奇岩の山へ!
WRITTEN BY もりのりこ
今回ご紹介するのは東御(とうみ)市祢津(ねつ)地区。


中世から令和までの時間が交錯する不思議な景色は、どこか懐かしくちょっとミステリアス。そんな祢津で古くから厚い信仰を集めている御姫尊(さん)の巨石をご紹介します。
先日行われた祢津祇園祭りでは、小学生の鼓笛隊に続いて、西宮と東町の神輿が練り歩きました。

以前はケンカ神輿と呼ばれ、本気でぶつかり合い、その様子をみる観客と担ぎ手たちの熱気で異様な盛り上がりをみせたとか。子どものころは屋根に上がってケンカ神輿を見物したという地元の方は、放課後に巨石のあるお堂でよく遊んだと教えてくれました。


集落から少し離れたお堂周りは、子どもだけの秘密基地のようでワクワクしたそうです。どこか不思議な空気感に、自然と魅せられたのかもしれません。

この巨石は高さ6m、幅16m、奥行15mの大きさで「祢津のお姫尊」のご本体です。
~中略~
(祢津領主 松平忠節公の奥方了照院は)生前、婦人病に悩まされていましたが、霊夢の導きで巨石に祈願したところ、病から脱したことから、多くの病を持つ女性達を救い功徳を積まれたと伝えられています。
その遺徳を追慕し、多くの人々が参詣するようになり、やがて遠方からも毎年参拝者が訪れるようになり、お姫尊への信仰が広まりました。(東御市教育委員会)
諸説あるようですが、昭和時代の初めまでは参拝者で祢津の集落はたいへん賑わったとのこと。
集落の中心から御姫尊への道は、上り坂が続きます。


途中の見どころもぜひ立ち寄りましょう。
最後は草が生い茂る山道で、そこからは雰囲気が一変!


まるで異世界に足を踏み入れたような感覚。そして、巨大な石からは、何か大きなエネルギーを感じることでしょう。近くには「霊界を想わせる清水」と本で紹介されていた「骨清水」というスポットもあります。
細小路を散策すると、古くからの里山の暮らしを肌で感じられる祢津。


信濃の歩き巫女「ノノウ」の里としても知られ、巫女の墓や屋敷跡を巡ることもできます。「祢津ガイドブック(発行:祢津地域づくりの会)」にはいくつもの散策コースが紹介されています。
のどかな景色の中に少しミステリアスな雰囲気がある祢津の集落。
市役所にも確認しましたが、ここでご紹介できる駐車スペースはありません。行くには不便ですが、それもまた味わい深さのひとつではないでしょうか。
御姫尊巨石
東御市祢津2455
アクセス
車:上信越自動車道 東部湯の丸I.Cから約5分
電車:しなの鉄道田中駅から約6キロ
※名称について お姫様巨石など呼び名が混在していましたが、本文では「祢津ガイドブック」と表記を統一し御姫尊巨石としました。「祢津ガイドブック」は祢津公民館に置いてあります。
取材ご協力:祢津公民館
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東京・渋谷出身。東京と長野を拠点にあちこち巡るヒト。
伝統の中にある新しさ、ここにしかない風景、人との出会いを求め、旅しています。ほんとうに伝えたいことだけをていねいに記事にします。信州登山案内人、全米ヨガアライアンス