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WRITTEN BY 奥河内から情報発信
いつも通る道にあるいつものお店。
そんな日常の風景にちょっとでも変化があると、それはもうただゴトではありません。
創業31年の街の洋菓子店「サンク・フレール」閉店。
通りがかった時にはもう、ショーケースのケーキや洋菓子はなくなっていて、改装工事がおこなわれていました。街のケーキ屋さんとして、もうずいぶん長い間ハレとケの日を支えてくれた「サンク・フレール」。お世話になった方も多いのではないでしょうか。
そんな悲しみも束の間、次にオープンするお店の準備が着々と進んでいました。

「にゃん菓子屋」? どうやらこのお店の店長はネコの「タマ」のようです(?)。
今回は、そんな一風変わったお店のプレオープンにおじゃました様子をお伝えします。
(取材日 2024年9月19日)

「サンク・フレール」の面影がのこる外観は、一見新しいお店がオープンしたと気づかないほど。
ですが内装はガラッとチェンジ。「タマ店長」が暮らしながら働くメルヘンの世界がキラキラと描かれていて、店内はまるで絵本の1ページのようです。

明るく広々としたフロアスペースは、ゆったりとお買いものができる印象です。

店内のいたるところにメルヘンハウスがあり、床にはネコの足跡も!




「にゃん菓子屋」をオープンさせたのは、“従業員”の谷村 理子(たにむら りこ)さん。
どう見ても彼女が店長なのですが、「店長は『タマ』です」とキッパリ。
なんと、彼女は「サンク・フレール」の元従業員。大阪調理製菓専門学校を卒業後、3年間同店のパティシエ兼オーナーのもとで研鑽を積み、東京で修行を重ねたあとUターン。ちょうどそのタイミングで店を閉める話があり、師匠から「この場所でケーキ屋をやってみないか?」と声がかかります。
昔、一緒に暮らしていたネコの名前が「タマ」だったことから、「タマ店長」と動物たちがケーキやお菓子を作る “夢のようなお店” にしたくて…とキラキラとした瞳で語ります。
そんな谷村さんが作るケーキは、てっきり可愛らしいものばかりかと思っていたら、驚くほど本格派。
ご自身がケーキを食べてきた中で “もうちょっとこうだったらいいのに” を叶えた、と話します。
たとえばフルーツの量。「もっと“モリモリ”がいいですよね 笑」と世の中のオール女子の代弁者のような意見に妙に納得。
ショーケースの中には、そんな 夢のようなケーキがたくさん並んでいました。






どれも視覚的に美しいものばかりで、手書きのポップの可愛さといい、谷村さんのセンスが光ります。
店内には、ほかにも「タマ店長」推し(?) のネコをモチーフにした焼き菓子やハロウィンのお菓子なども並んでいて、手土産や贈り物にも喜ばれそうです。



「にゃん菓子屋」は、人と人との繋がりから生まれたお店。
だから、ケーキを介して人が繋がるような、そんな場所にしていきたい、と話す谷村さん。
たとえば、ケーキにあうお酒や珈琲の紹介とか。
子どもたちを集めて、「お菓子の家」をつくる体験教室もやってみたい、など。
次から次へと飛び出すアイデアは、ワクワクするものばかりで、ゆとりのあるフロアスペースは、「夢の余白」部分だったのだと気づきます。
本日、9月20日(金)10時 プレオープン。
そして、9月23日(月・祝)10時 グランドオープンです。
独創的なケーキがショーケースに並ぶ中、「サンク・フレール」の味を受け継ぐケーキも。
それは果たしてどのケーキなのか? ぜひ、おしゃべりをしながらお買いものを楽しんでみてください。
創業31年の洋菓子店の灯が消えることなく、わずかな光であっても存続するよろこび。
街のみんなで「タマ店長」を応援しましょう。


【基本情報】
店名:「にゃん菓子屋」
9月20日(金)10時 プレオープン
9月23日(月曜・祝)10時グランドオープン
公式インスタグラム(外部リンク)
住所:泉南市樽井2丁目33-33 みかさビル101
営業日時:水曜~土曜 10:00~17:00(売り切れ次第close)
*イベントなどでも営業予定
駐車場:あり(店前2台)
取材協力 「にゃん菓子屋」 谷村 理子 様
*記事内容は取材当時のものです。
*詳細はインスタグラムをご確認ください。
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旅する日々の記憶と記録。matka08
大阪・泉州在住。
7年の広告制作ディレクションを経て、2022年から4年間、Yahoo!ニュースにて地域記事を執筆。
計8回の最優秀記事賞(MVA)を受賞。
2026年春、同メディアの筆を置き、現在はウェブメディア等での執筆を続けながら、自身のマガジン『Blank.』の創刊に向けて、日々奮闘中。
フィルムカメラとノートが相棒。