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WRITTEN BY 奥河内から情報発信

五つ星お米マイスター認定証とおにぎりマン
「おにぎりマンって誰やねん(笑)」
大阪・寝屋川に、そんな“米屋のオッチャン”が本当に存在します。しかもこのおにぎりマン、見た目のインパクトとは裏腹に、全国の農家から信頼されるスゴ腕の五つ星お米マイスターなんです。
今回は、大阪の寝屋川から“本当に安心・安全なお米”を届ける「京阪米穀株式会社」、通称「おにぎりマンのお米屋さん」をご紹介します。
寝屋川市役所横にある「京阪米穀」は、昭和39年創業の老舗米屋。二代目である米田幸司さんは、かつて商社マンとして国内外で活躍していました。
ところが人生の転機が訪れ、家業を継ぐことに。
「どうせやるなら、とことんやったるで!」と、お米業界の常識をぶっ壊すような独自スタイルを築き上げてきました。
そして誕生したのが…”おにぎりマン”。
このインパクト抜群のキャラクターが、店の顔であり広告塔であり、全国の農家さんとの信頼の架け橋でもあるんです。

かつては安売りで利益が出なかった米屋。しかし、米田さんは「もっと良い米を直接農家から仕入れて、価値あるお米を届けよう」と決意。
全国の米農家を自ら訪ねて直接仕入れるスタイル。軽トラではなく3トントラックを購入し、姫路・福井・鳥取・高知…と日本各地をまわり、農家と“ガチ対話”。
「直接買い付ければ安くて良い米が手に入る。しかも利益もちゃんと出る」(おにぎりマン談)
この方法が大当たり。今では17産地と取引し、直仕入れ・顔の見えるお米だけを販売しています。

おにぎりマンのこだわりは、ただの“直仕入れ”にとどまりません。
なんと、京阪米穀で販売されているお米は、すべてネオニコチノイド系農薬不使用(=ネオニコフリー)。
これに立ち向かったのが、おにぎりマン。農家一軒一軒をまわり、3年かけてすべての取引米をネオニコフリーに切り替えました。
「そら大変でしたよ。でも、それが“本当に安全なお米”でしょ?」
(おにぎりマン談)

実は、おにぎりマンの“精米”も超一流。
最新の26段階調整可能な精米機、カラー選別機、小米除去機、エアー搬送装置まで導入。
お米の“味”を極限まで引き出すために、設備にも一切妥協しません。
ある時、奈良の農家さんがこう言ったとか。
「米田さんとこの精米は、うちでは絶対できへん。あの人のとこやから、うちの米が輝くんですわ」…泣けるやんか!

「おにぎりマン」としての活動は、店だけにとどまりません。
西宮神社への”福男米”奉納も毎年恒例で、新年に神社で行われるかけっこで1位になり、その年の幸運を象徴する福男にあやかった福男米も販売。
福男も毎年おにぎりマンの店に来ます。
流石ここは大阪の商人の顔が出ていますね。

生産者と消費者を直接つなぐ情報発信、イベントや農薬不使用野菜の販売など、「米屋の枠を越えた活動」に取り組み続けています。

おにぎりマンこと米田幸司さんに最近のお米事情についてお聞きしました。
「お米の価格は30年ほぼ変わらないのに、外食や他の食品はどんどん値上がり。
ランチに1500円は普通でも、5kg5000円のお米は”高い”と感じる。
でも、それは1ヶ月分の主食。低価格が続けば、農家の収入は減り、後継者も育たない。
今こそ、お米の価値を見直す時です。」
大阪の笑いと、命を繋ぐ真面目な情熱。
寝屋川の小さな米屋から、日本の農業に“ほんまもんの風”を吹かせています。
京阪米穀株式会社(おにぎりマンのいるお米屋さん)
大阪府寝屋川市本町3-6
営業時間/10:00-18:00
定休日/水曜日
Instagram
おにぎりマンのお米の研究所 – YouTube
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anko
国内外の旅行とグルメを中心に、食べ歩き・飲み歩きをライフワークとしています。
ラグジュアリーホテルやレストランを主軸に、複数メディアで記事を執筆・寄稿。Yahoo!ニュース エキスパートとしての活動経験もあります。