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千葉県 -館山市 南房総市

移住したいが迷ってる人に朗報!海も山も楽しめる温暖な房総半島でお試し移住者を募集【館山市・南房総市】

「atelier lab.伝右衛門製作所」を訪れた、トライアルステイ参加者Hさん
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鍋田ゆかり

房総半島の南端にある南房総市と、南房総市に囲まれるような立地の館山市が合同でおこなっている「館山市・南房総市トライアルステイ」事業が、移住希望者を対象に展開されています。どんな人たちがどんな風に利用しているのか、トライアルステイ案内人として関わっている筆者が、その様子をお伝えします。

2市にまたがってお試し移住ができる、館山市・南房総市トライアルステイ事業

南房総市は、2019年~2021年にトライアルステイ事業を行ってきました。館山市は、トライアルステイにあたる事業は行っていませんでしたが、市内で活動している「NPO法人おせっ会」が窓口になって移住支援を続けています。そんな2市が2023年から合同でスタートしたのが、「館山市・南房総市トライアルステイ」事業です。

館山市・南房総市トライアルステイ事業のフライヤー
館山市・南房総市トライアルステイ事業のフライヤー

なぜ合同で行うことになったのかそれぞれの担当者に聞いてみると、「館山市・南房総市定住自立圏構想に基づき、2市で連携することで、圏域としてより広域なニーズへの対応、一体的な発信による情報発信力の強化につながると考えたためです」と館山市。

南房総市からは、「近年、2市共に移住相談が増加傾向にあるなかで、相談者からは移住体験を求める需要が増えていたため」との回答がありました。

2市で行うメリットについてうかがうと、「両市の移住担当者が一緒に相談を受け、参加者の意向や希望に合わせた対応が可能となることにメリットを感じています。昨年度は、『里山』を希望する方がたには南房総市での地域イベントをご紹介でき、『街中』を希望する方には館山市での滞在をご紹介できるなど、先に挙げた広域なニーズへの対応ができていると感じています」と館山市。

南房総市は、「2市合同の移住相談窓口対応、トライアルステイ案内人によるきめ細かいアテンド、地域の宿泊施設などの官民連携により、2市合同ならではの実際の生活圏で移住体験の受入れ体制が構築されたこと」と、答えてくれました。

また、この事業の運営会社である合同会社AWATHIRDは、「移住後の生活圏を考えた場合、2市合同で実施することのほうがむしろ自然と感じます。また、地域の事業者やプレイヤーも2市は共通しているため、滞在中に一度に紹介することができ、つながりを提供しやすくなっています」と話しました。

都内から参加したHさん夫妻が、トライアルステイに申し込んだわけ

トライアルステイ参加者のHさん夫妻 
トライアルステイ参加者のHさん夫妻 YANE TATEYAMA内にある北条文庫にて

「東京は一生住むところではない」と考えたHさん夫妻は、ほどよく都会でほどよく自然があるなかで暮らしたいと思いました。南房総にはゴルフで訪れることがあり、自然と街のバランスがよく、比較的東京にも出やすいので気になっていたとき、都内で開かれた移住フェアでトライアルステイのことを知り、応募しました。

事前のweb面談で、興味があることや体験したいことを教えてもらい、滞在中の予定をトライアルステイ案内人である私が提案。原則、トライアルステイ初日の金曜日に、館山市と南房総市の担当者、おせっ会担当者、運営会社代表、トライアルステイ案内人で情報を提供し、質問に答えます。市内の特徴や生活情報を伝え、担当者内でも移住者と地元の人がいるので、それぞれの考えや体験談などをざっくばらんに話します。

参加者と各担当者の顔合わせ
参加者と各担当者の顔合わせ

今回は「渚の駅たてやま」に集合したので、質疑応答終了後に「渚の博物館」や「さかなクンギャラリー」を見学しました。

館山のおしゃれスポットYANE TATEYAMAへご案内

渚の駅でざっくばらんに話しているなか、ジビエレザーに興味を持たれた印象があったので、近くにあるジビエレザー工房「atelier lab.伝右衛門製作所」へ案内することに。工房はもちろんですが、工房が入っているビル「YANE TATEYAMA」は、新しくできたおしゃれスポットなのです。

ガラス張りのドアを開けると「北条文庫」の店内になっていて、店内にはさまざまな本が並んでいます。隣にある「Roastery & Cafe ALRIGHT COFFEE ROASTERS」から漂うコーヒーの香りに包まれながら、北条文庫の店主との会話を楽しみます。

北条文庫の奥にあるatelier lab.伝右衛門製作所では、イノシシやキョン、クマなど、さまざまなレザー見本を手にして、硬さや質感の違いに驚くHさん夫妻。店内にはキョンの頭蓋骨を使ったアート作品も置かれていて、興味深く眺めていました。

キョンレザーで作られた小物を手に、その柔らかさに驚く2人
キョンレザーで作られた小物を手に、その柔らかさに驚く2人

レザーだけでなく動物たちの毛皮も置いてあり、説明を聞きながら触り心地を比べます。サルの毛皮が意外と柔らかくて触り心地が良かったことに、私も驚きました。

朝市やマルシェで移住者たちと交流

おまつりマルシェで生産者から野菜を購入するHさん夫妻
おまつりマルシェで生産者から野菜を購入するHさん夫妻

トライアルステイ2日目は、Hさん夫妻で自由に過ごしていただき、3日目は「ちくら漁港朝市」と「おまつりマルシェ」へ。朝市やマルシェでは、たくさんの先輩移住者たちが出店していて、生産者から直接話を聞きながら買い物を楽しめます。ただ商品のことを聞くだけでなく、トライアルステイ案内人として積極的に移住者を紹介し、彼らがなぜ移住したのか、移住後に驚いたことなど、参考になる話をたくさん聞かせてもらいました。

私も含め、多くの移住者たちは「移住して良かった!」と思っているので、みんな喜んで自分の移住物語を話して協力してくれます。

元地域おこし協力隊として移住を担当していた先輩移住者からも、強力なアドバイスを得る
元地域おこし協力隊として移住を担当していた先輩移住者からも、強力なアドバイスを得る

一棟貸しの家で、暮らすように滞在

Hさん夫妻が選んだ宿泊先は、一棟貸しの家でした。滞在中の3泊4日、いつもの生活と同じように自炊をして過ごしたそうです。

Hさん「スーパーでの買い物も、都会と変わらず不便は感じませんでした。直売所で買った方が、立派な野菜とか安く手に入りそうですね」

直売所では青パパイアを初めて目にし、人生で初めて青パパイアを調理したそうです。夫婦ともにテレワークで仕事をしているので、滞在中に仕事をすることもありました。自宅と違ってたくさん部屋がある一軒家だったので、それぞれ個室で集中して仕事ができたようです。

ゴルフ好きな2人は、最終日ゴルフに出かけました。

Hさん「起きる時間が全然違って、いつもより1時間半くらいたっぷり寝れました。5~10分の移動距離でゴルフ場があって、散歩感覚で行けてしまいました」

移住者は浮く存在!?

実際にトライアルステイを利用した感想をうかがいました。

Hさん「移住者が、地域に馴染んでいることにびっくりしました。浮く存在なのではと思っていましたが、マルシェを主催されたり、移住者が先導している様子が意外でした。想像以上に移住者が多いことにも驚きました」

ちくら漁港朝市に出店していた先輩移住者と交流
ちくら漁港朝市に出店していた先輩移住者と交流

南房総の冬には、大西(おおにし)と呼ばれる風が吹くのですが、海沿いにいるときはこの風の強さに驚いたようです。トライアルステイを終えて、改めて移住についてどう考えているのか質問しました。

Hさん「旅行ではなく移住の観点から滞在することで、移住に向けてより具体的に検討を進めることができました。エリアによって違うとみなさん言っていたので、地域のイベントに参加して、地域とつながった方がイメージしやすいという印象です。今後も通いながら、接点を持てたらいいなと思います」

館山市・南房総市トライアルステイ2024は、年明けも参加者を募集しています。房総半島への移住を考えている方は、この機会にお試し移住をして現地のリアルを体験してみてください。詳細や申し込みは、下記関連リンクよりどうぞ。

取材協力:Hさん夫妻、館山市、南房総市、合同会社AWATHIRD、先輩移住者のみなさま ※順不同

【基本データ】
名称:館山市・南房総市トライアルステイ2024
関連リンク:館山市ホームページ
      南房総市移住・定住情報サイト「七色の自然に暮らす」

この記事を書いた人

鍋田ゆかり
ライター

鍋田ゆかり

Website: https://awaawalife.com/

バックパッカーで世界を旅して漂着したのは、千葉県房総半島の安房(あわ)。ボロボロ古民家を仲間と改修しながら、犬猫ヤギと暮らしはじめる。安房の自然にどっぷり浸かりながら、アウトドアや暮らしを堪能しつつ、魅力ある人や場所を紹介している。

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