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京都府 -京都市

【京都府左京区】下鴨神社の御手洗祭。神秘の光に包まれて。

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ケッケ

夏の宵、世界遺産・下鴨神社を訪れました。

7月27日まで開催される「御手洗祭(みたらしまつり)」。

昼間の賑わいとは異なる、夜ならではの神秘的な雰囲気に包まれ、心洗われるひとときでした。

御手洗祭の由緒:湧き出る清水に古からの祈り

御手洗祭は、下鴨神社の境内にある御手洗池(みたらしいけ)に湧き出る清水に足を浸し、無病息災を祈る神事として古くから伝えられています。

正式には「足つけ神事」と呼ばれ、毎年、土用の丑の日を中心に執り行われます。

平安時代には貴族たちがこの池で禊(みそぎ)を行い、身を清めたと伝えられ、葵祭(賀茂祭)では斎王代がここで禊を行うなど、古くから神聖な場所として大切にされてきました。

人々は、この清らかな水に足を浸すことで、罪や穢れを祓い、夏の疫病から身を守ることを願ってきたのです。

歴史と信仰が息づくこの場所で、今年も多くの人々が祈りを捧げていました。

ひんやりと足元を包む御手洗川の清水

楼門をくぐり、提灯の柔らかな灯りに誘われるように御手洗池へ。

そこはすでに大勢の参拝者で賑わっていましたが、そのざわめきは不思議と騒がしくなく、誰もがどこか厳かな面持ちで、水辺へと続く列に静かに並んでいます。

御手洗川へと足を踏み入れると、ひんやりと冷たい水が夏の熱気をスーッと吸い取ってくれるようでした。

澄み切った水底には、献灯された無数の小さなろうそくの炎がゆらゆらと揺らめき、その幻想的な光景に思わず見入ってしまいました。

足元を流れる川の水は信じられないほど冷たく、心身ともに清められるような感覚がありました。

揺らめく献灯の幻想と、もう一つの楽しみ

足つけ神事を終え、御手洗社へと進むと、参拝者一人ひとりが手にした献灯(けんとう)のろうそくの炎が、あたりを柔らかな光で満たしていました。

その一つ一つが人々の願いや祈りを宿しているかと思うと、胸に迫るものがありました。

最後に御神水で体の内側も清め、足つけ神事は終了です。

厳かな神事を終え、心が洗われた後には、もう一つの楽しみが待っていました。

境内の参道に沿って露店がずらりと軒を連ね、活気に満ちた別世界が広がっていたのです。

「いらっしゃい!」という威勢の良い声や、たこ焼きのソースの匂い、かき氷を削るシャリシャリという音。

冷たい御手洗川に浸かり清められた身体に、祭りの賑やかさが心地よく響きます。

古式ゆかしい神事の厳かさと、日本の夏祭りらしい活気ある露店のコントラストが、御手洗祭の唯一無二の魅力だと強く感じました。

都会の喧騒を忘れ、幻想的な光と冷たい水に身を委ねるひとときは、まさに非日常の体験でした。

下鴨神社の豊かな自然と歴史、人々の信仰心が一体となったこの特別な祭りは、訪れる人々の心に深く刻まれることでしょう。

京都の夏の夜に、心洗われるひとときを過ごしたい方には、ぜひ下鴨神社の御手洗祭をおすすめします。

下鴨神社御手洗祭り 開催概要

* 期間: 2025年7月18日(金)~7月27日(日)

* 時間: 9:00~20:00

* 御灯明料: 大人 500円 / 中学生以下 志納

* 所在地: 京都市左京区下鴨泉川町59

* 交通:

* 京都駅より地下鉄(烏丸線): 「北大路駅」下車後、市バス1・205系統に乗車し「下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)」下車

* 京都駅より市バス: 市バス4・205系統に乗車し「下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)」下車

* 駐車場: あり(有料)

* お問い合わせ: 075-781-0010

この記事を書いた人

ケッケ
フリーランスライター

ケッケ

Website: https://heat-hayabusa.com/2025/08/20/kekke/

京都の様々な業種の事業をご紹介!
ものづくり、ビジネス、ネイチャー、アート、ミュージアム、イベントなどを中心に、幅広く取材と執筆を行います。
その他、キャンプ、フィッシング、バイクなど、旅行やアウトドア領域にて執筆中。
2024年~2026年 Yahoo!ニュースエキスパート 地域クリエイターとして活動
2024年7月度地域クリエイターMVA受賞

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