【千葉市】小さなパン屋、モワティエさん
WRITTEN BY 格さん
鋸南保田(きょなんほた)ICを降りてすぐの場所にある「都市交流施設・道の駅 保田小学校(以下、保田小学校)」は、「誰もがワクワクする施設へ!」をミッションに掲げ、さまざまなイベントを開催しています。7月27日までは、「保田小くじらの時間~食べて、学んで、唄って~」を開催中ですが、今回はその後に始まる企画、「終戦80年を迎えて」を紹介します。

保田小学校はその名の通り、閉校した元小学校をリノベーションした施設で、あちらこちらに学校の面影が残っています。校舎の1階にある多目的スペース「まちのギャラリー」では、戦争を経験した南房総の住民の記憶をまとめた記事が展示されます。
この記事は、終戦80年を迎えた2025年1月1日から、南房総エリアの情報に特化した「房日新聞」で連載がスタートしたもの。紙面では、戦争を経験した人たちの生の声が毎週届けられています。当然、80歳以上の方たちばかり。彼らの貴重な生の声に目を向けてみてください。
元中学校教諭で、南房総市在住の川名静子さんは、『桜花を夢見て――ある満州育ちの物語』などの著者でもあります。そんな川名さんの講演を、8月10日に開催。取材を通して聞いた戦時中を生きた人々の声を、戦争を知らない世代にどのように語りかけてくれるのでしょうか。

保田小学校がある鋸南町(きょなんまち)にも、戦争遺跡が残っています。ガイドの山本正大さんによると、当時の勝山地区は内房地域に展開した水上・水中特攻を行う第十八突撃隊の基地になっていて、岩井袋はその配下にあった第十一海龍隊の基地でした。町内各所に残されている特攻艇「震洋」、潜水艇「海龍」の格納壕や関連施設を、保田小学校発着の循環バスを利用して見学しに行きます。

海を見渡せて新鮮な魚料理が食べられる人気店、「なぶら」での昼食は各自実費。戦争のことを学ぶことも大切ですが、おいしい料理でお腹を満たす時間も大切ですよね。
保田小学校の校長(駅長)を務める、三瓶聖史(さんぺいきよひと)さんにコメントをいただきました。
「今年は終戦から80年。私事ですが、シベリア抑留(戦争)経験者の祖父が先々月に亡くなるなど、日本では戦争経験者がどんどん減っていき、戦争の悲惨さや平和の大切さを訴える、または知る機会が減少しております。また、ご存知のように世界ではウクライナやイスラエルなどで今なお、現在進行形で戦争が行われております。『ワクワク』ではありませんが、それ以上に大切な価値観のある企画に、ぜひ足を運んでいただければと思います」
たしかに「ワクワク」ではありませんが、同じ過ちを繰り返さないためにも知っておくべきこと。一年のうちせめてこの期間だけでも、戦争について、平和について、足を止めて考えるきっかけになればと、私も思いました。
【イベント詳細】
名称:展示「記憶~終戦80年」
日時:8月1日(金)~15日(金)
時間:9:00~17:00
会場:まちのギャラリー 道の駅保田小学校内
住所:〒299-1902 千葉県安房郡鋸南町保田724保田小学校内
名称:講演「旧満州に住んだ人たち」
日時:8月10日(日)
時間:14:00~15:00
会場:まちのギャラリー 道の駅保田小学校内
住所:〒299-1902 千葉県安房郡鋸南町保田724保田小学校内
名称:鋸南町の戦争遺跡ガイドツアー
日時:8月2日(土)、9日(土)、10日(日)
時間:8:45~13:30
集合場所:保田小付属ようちえんバス停
住所:〒299-1902 千葉県安房郡鋸南町保724保田小付属ようちえん内
参加費:1000円※別途バス代(600円)、昼食代
参加方法:0470-50-1238まで、要事前予約
公式webサイト
取材協力:道の駅保田小学校、山本正大さん
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バックパッカーで世界を旅して漂着したのは、千葉県房総半島の安房(あわ)。ボロボロ古民家を仲間と改修しながら、犬猫ヤギと暮らしはじめる。安房の自然にどっぷり浸かりながら、アウトドアや暮らしを堪能しつつ、魅力ある人や場所を紹介している。
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