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千葉県 -館山市

安房地域最大の秋祭り「やわたんまち」とは?祭りに興味がなかった私でも楽しめた【館山市】

安房国司祭やわたんまち
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鍋田ゆかり

今週末、館山市にある安房国の総社・鶴谷八幡宮(つるがやはちまんぐう)で、「安房国司祭やわたんまち(以下、やわたんまち)」が開催されます。毎年多くの人で賑わう安房地域最大の祭礼なので、祭り好きの人にとっては年に一度の大きなイベントの一つになっているのではないでしょうか。


一方で、祭りに興味がない人にとっては、人混みに揉まれ、熱気に圧倒されて疲れてしまうこともあります。私自身、以前は祭りに興味がなかったので、やわたんまちの日は館山市内に近づかないようにしていました。ですが、昨年初めてやわたんまちを見学し、その素晴らしさに感動して朝から晩まで堪能しました。


祭りに興味がない人でも楽しめる、やわたんまちの魅力やおすすめの見どころスポットを紹介します。

千年以上続く伝統の祭り

やわたんまちみどころルートマップ
やわたんまちみどころルートマップ

県指定無形民俗文化財にもなっているやわたんまちは、毎年2日間、館山市内を中心に開催されています。館山市と南房総市の11社の神輿と、館山市北条地区のお船と山車5台が参加。各神社を出御(しゅつぎょ)した神輿は、鶴谷八幡宮を目指して宮入りし、お船と山車は北条海岸に集合した後、神明神社へと巡行します。


2日目はお船と山車が宮入りし、その後JR館山駅東口に集合。神輿が順番に還御(かんぎょ)していく様子を見ることができます。


「みどころルートマップ」は、館山駅東口にある館山市観光協会で配布しており、観光協会のWebサイトよりダウンロードが可能です。

祭りに興味が無かった私のおすすめ

お化け屋敷の出店も
お化け屋敷の出店も

当日は、鶴谷八幡宮の参道にたくさんの出店が並びます。中にはお化け屋敷もあり、日常の館山では味わえない非日常感を楽しめます。


初めてのやわたんまちだと、何時にどこへ向かえばよいのか、よくわからない場合があります。そんなときは、祭りばやしが聞こえる方向へ歩いてみると、神輿や山車に出会えるはずです。

館山駅から眺めた屋台
館山駅から眺めた屋台

一日目の14時前、館山駅の2階から北条海岸方向を見ると、山車が駅に向かっているのが見えました。東口側を見下ろせるテラスに出れば、駅前に神輿が入って来て盛り上がる様子が見られます。この場所で、ここに入って来る神輿をのんびり眺めるのもおすすめです。

館山駅東口のロータリー
館山駅東口のロータリー

もう一つのおすすめは、やはり鶴谷八幡宮の境内です。参道を駆けながら境内へ入り、神輿を大きく左右に揺らす「もみ」や、神輿を高く持ち上げる「さし」を間近で見られて迫力満点。




の還御のときは、地区ごとに異なる木遣り唄や合いの手を楽しめます。やわたんまちについての知識がなくても、どこの地区の神輿で、どんな特徴があるかなどのアナウンスが流れるので、参考にしながら見学できます。

私が一番おすすめしたいのは、どこか一箇所神輿の出御を見て、推しをつくることです。神輿が氏子地域を巡業する様子を初めから見ることによって、その場所から鶴谷八幡宮を目指して到着したときの喜びが倍増します。現在は途中車による移動もありますが、昔はすべて人の手によって鶴谷八幡宮を目指し、再び戻ってきていたことを思うと、祭りの力 強さを感じられます。

莫越山神社の出御

去年初めて見た、莫越山神社(なこしやまじんじゃ)の出御の様子を紹介します。

朝8時、境内には白い衣装に黄色い鉢巻姿の人たちが集まっていました。拝殿前に置かれていた神輿を担ぎだし、鳥居の下に立つ猿田彦が見守るなか、木遣り唄が始まります。

莫越山神社は階段を上った高台にあるため、担ぎ手たちはゆっくりと階段を下りて行きました。

地元の人たちに見送られながら神社を後にした神輿が、収穫を待つ田園風景の中を進む姿は本当に美しく、木遣り唄が風に乗って聴こえてくるこの風景は、昔とあまり変わっていないのではないかと思わせます。

他の出御は見たことがないので分かりませんが、これは里山にある莫越山神社ならではの景色ではないでしょうか。海辺では海辺の、街中では街中の、昔と変わらない出御の景色 が繰り広げられているのだろうと、想像をかき立てられました。


時間があればぜひ、気になる神社の出御からやわたんまちを楽しんでみてください。きっと、祭りの見方が変わるはずです。

【詳細情報】
名称:安房国司祭やわたんまち
場所:鶴谷八幡宮(〒294-0047 千葉県館山市八幡68)、館山市内各所

この記事を書いた人

鍋田ゆかり
ライター

鍋田ゆかり

Website: https://awaawalife.com/

バックパッカーで世界を旅して漂着したのは、千葉県房総半島の安房(あわ)。ボロボロ古民家を仲間と改修しながら、犬猫ヤギと暮らしはじめる。安房の自然にどっぷり浸かりながら、アウトドアや暮らしを堪能しつつ、魅力ある人や場所を紹介している。

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