【千葉市】小さなパン屋、モワティエさん
WRITTEN BY 格さん
鋸南町(きょなんまち)は、源頼朝(みなもとのよりとも)が石橋山の戦いに敗れて流れ
着き、再起を図った場所とされています。その史実にちなんで、河津桜を「頼朝桜」と呼
んでいます。桜や水仙の名所としても知られている佐久間ダム湖親水公園のお花見広場
で、今年も「頼朝桜と竹あかり」が開催され、見ごろを迎えています。終わりを迎えてい
る水仙ですが、場所によっては水仙と桜のコラボ写真が撮れるかも。


頼朝桜を地域資源として活用しようと始まった「保田川頼朝桜の里づくり実行委員会」が企画・設置している「頼朝桜と竹あかり」。もともと、保田川沿いで竹あかりを行っていましたが、令和元年房総半島台風の被害やコロナ禍で中止が続くなか、「何かできることはないか」と、佐久間ダムにあるお花見広場の斜面を使って行うことになりました。
この場所は、保田川頼朝桜の里づくり実行委員会メンバーが、疲れたときに癒されていたお気に入りの場所。「お花見広場の斜面がきれいなので、ここでやってみたらいいかなと思って」と、活動メンバー。100メートルほどの小道に竹あかりを設置してみると幻想的だったので、2年目は範囲を広げ、3年目からはイルミネーションも強化。去年はホタルのような光を放つプロジェクトライトを取り入れ、とてもきれいだったので今年は量を増やしています。

「毎年、来年はやらないかもしれないと言いながらやっています。地域資源の頼朝桜とかライトアップ素材を生かして、今年もメンバーと力を合わせて設置しました」と、保田川頼朝桜の里づくり実行委員会メンバーは話します。
最近は、イノシシが桜の根本を掘り起こしてしまう被害が増えています。ここが頼朝桜の里であることを知ってもらいたい気持ちと、あかりを灯すことで人の往来が生まれ、少しでもイノシシ被害の抑制につながればという想いで活動を続けているそうです。

地元や地域外からも集まって、毎回15人ほどで竹あかり作りの作業を行っています。通常は、60センチ周囲の孟宗竹を使っていますが、令和元年房総半島台風の被害で使える竹があまりないので、今までに作った竹あかりも設置しています。
子どもたちが楽しめるように、チーバくんの竹あかりを作り、さまざまな表情のチーバくんが登場。スカイツリーができたときに制作した、竹あかりのスカイツリーもあります。

記念撮影をして思い出になるように、手作りの自撮りスタンドが3カ所に設置されているので、竹あかりや桜と一緒に写真を撮って、家族や友だちに送ったり、SNSに投稿したりできます。


昼間に手入れをしていると、「夜に来れないけど、昼間に夜桜を想像してくれている人の会話や、『どうやって作ったんだろう?』と想いを馳せて見てくれている人の会話が聞こえてきて、とてもうれしい」と話す、保田川頼朝桜の里づくり実行委員のメンバー。
実行委員会のメンバーは、見て喜んでくれる人の声や地域の人たちに支えながら、地域の誇りになるような地域資源の活用を目指しているそうです。

実行委員会のメンバーがおススメする時期は、葉が見えるころの夜桜。葉が光に反射して、美しく見えるそうです。
佐久間ダム周辺には頼朝桜だけでなく、ソメイヨシノやしだれ桜、八重桜もあり、3月15日からは桜まつりがはじまります。
鋸南富山ICから約8分、鋸南保田ICらは12分ほどの距離なので、帰路に着く前に佐久間ダムでお花見や竹あかりを堪能してみてください。

【イベント情報】
佐久間ダム『頼朝桜と竹あかり』2025
日時:2月8日~3月9日(告知日程)
※開花が遅かったため、見ごろが終わるまで延長予定
17:30~20:00
場所:佐久間ダム湖 親水公園・お花見広場
〒299-2111 千葉県安房郡鋸南町大崩39
公式webサイト

取材協力:保田川頼朝桜の里づくり実行委員会
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バックパッカーで世界を旅して漂着したのは、千葉県房総半島の安房(あわ)。ボロボロ古民家を仲間と改修しながら、犬猫ヤギと暮らしはじめる。安房の自然にどっぷり浸かりながら、アウトドアや暮らしを堪能しつつ、魅力ある人や場所を紹介している。
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