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iPadが楽器に変身!世界で唯一「スマホが学べる音楽バンド」『ぱそばん』その驚きの活動とは!!!

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トラッキー

スマホが学べる音楽バンド ぱそばんとは

「スマホが学べる音楽バンド」と聞いたら、どんな光景を想像するでしょうか?

ステージに並ぶのは、ギターやドラム……と思いきや、メンバーが手にしているのはなんとiPad。画面を操作しながら演奏し、懐かしい音楽を奏でます。そして演奏の合間には、スマートフォンの便利な機能や使い方を紹介。そしてオレオレ詐欺撲滅の啓蒙活動もされています。

そんな一風変わった活動をしているのが、音楽バンド「ぱそばん」です。

「音楽を楽しんでもらいながら、スマホも身近に感じてもらいたい」そんな思いから活動を続ける「ぱそばん」メンバーはパソコンやスマホの講師でもあり、音楽とデジタルを組み合わせたユニークなステージを全国各地で展開しています。さらに、離れた場所にいるメンバー同士がオンラインで演奏するなど、デジタル技術を活用した活動も。

いったい、なぜ「音楽」と「スマホ」を組み合わせたのでしょうか。そして、iPadはどのようにして楽器になるのでしょうか。

私が「ぱそばん」を初めて見たのは、7月5日。ちばみなとさんばし広場で開催された「千葉みなと七夕まつり」のステージでした。

ステージに登場したメンバーを見て、まず目に飛び込んできたのが、楽器ではなくiPad。

「ん? iPadで演奏するの?」

そう思って見ていると、メンバーはiPadを自在に操作しながら、次々と音を重ねていきます。

ところが、出てきた音は想像していたものとは全く違いました。まるで本格的なバンド演奏。iPadを自由自在に操りながら奏でる音楽に、私はすっかり引き込まれてしまいました。

なんだ、これ! こんなバンド、見たことない!」これが、私が「ぱそばん」を初めて見たときの率直な感想です。

そして、さらに驚いたのが、このバンドが単に音楽を演奏するだけではないことでした。

実は「ぱそばん」は、スマホが学べる音楽バンド。音楽を楽しみながら、スマートフォンの便利な使い方も学べるという、これまでにあまり見たことのないスタイルです。

その演奏風景をご覧下さい。↓ 動画

いったい、なぜ「音楽」と「スマホ」を組み合わせたのでしょうか。

都内のカラオケ喫茶で合同練習

そのユニークな活動の秘密を知りたくなり、今回は「ぱそばん」のメンバーの皆さんが定期練習に集まった、都内のカラオケ喫茶で取材させていただきました。

この日参加メンバーは11名と遠方で参加された2名の計13名です。

そしてオンラインのお二人 なんと沖縄と長崎からの参加です。

合同練習風景です。

 メンバーの皆さんはパソコン教室を運営する先生たちです。パソコン教室を運営する先生たちが情報交換をしたり、教材を共有したり、それぞれの得意分野を生かして活動する「パソコープ」という団体です。その中から、音楽好きのメンバーが集まって結成されたのが「ぱそばん」でした。一般社団法人パソコープ

「ぱそばん」の活動について伺うと、きっかけはメンバーの一人がもともと音楽好きだったことにあるそうです。

若い頃から音楽に親しみ、その後コンピューターの世界へ。そんな「音楽」と「IT」という二つの経験が結びつき、「パソコン教室の先生たちで音楽をやってみよう」という流れから、ぱそばんが誕生しました。結成当初から使っていたのが、Appleの音楽制作アプリ「GarageBand(ガレージバンド)」です。iPadやiPhoneで利用できるアプリで、さまざまな楽器の音を画面上で再現することができます。

iPadの画面に表示された鍵盤などをタッチして操作することで、ピアノやギター、ドラム、ベース、ストリングスなど、さまざまな楽器の音を出すことができます。つまり、1台のiPadがさまざまな楽器に変身するのです。当時はGarageBandの存在は知っていても、実際に触ったことがないメンバーも多かったそうです。そこで、みんなで使い方を学びながら少しずつ使いこなし、演奏へと発展させていきました。「本物の楽器を演奏したことがない」という人でも、iPadを使ってさまざまな楽器の音を楽しめるのが大きな魅力。こうしてGarageBandを共通の楽器として、メンバーによる本格的なバンド演奏が始まりました。

指でドラムを叩くだけで本物の音色が再現できます。そして各楽器担当が同時に演奏を始めます。

 そして、遠隔から参加するメンバーが演奏に使っているのが、ヤマハの「SYNCROOM(シンクルーム)」です。

SYNCROOMは、ネットワークを介した音楽演奏で生じる「音の遅れ」によるストレスを減らし、離れた場所にいる人たちがリアルタイムに近い感覚で一緒に音楽を楽しめるサービス。「ぱそばん」では、このSYNCROOMを活用することで、沖縄や長崎など遠く離れた場所にいるメンバーも、普段の練習に参加しています。

ぱそばんの活動は、音楽を演奏するだけではありません。

イベントなどでは演奏の合間に、スマートフォンの便利な使い方などを紹介する「ワンポイントレッスン」も行っています。「音楽を通して、そこに立ち止まった人にスマホやデジタルに興味を持ってもらうきっかけになれば」そんな思いがあります。スマートフォンについては、LINEの使い方や写真、QRコードなど、特に高齢者から質問を受けることが多いそうです。「スマホが分からない」と感じている人に、いきなり教室へ来てもらうのではなく、まずは音楽を楽しんでもらう。その中で、スマホやデジタルに触れるきっかけを作る。それが、ぱそばんのユニークなところです。

「振り込まないで」を歌に

さらに、ぱそばんでは特殊詐欺対策をテーマにしたオリジナル曲も制作しています。

電話による詐欺や投資詐欺、パソコン画面に突然現れる偽の警告など、身近なデジタル詐欺への注意を、歌の中に盛り込んでいます。(ちょっと待てブルース」

ちょっと待てブルース

単なる注意喚起ではなく、「歌だから耳に残る」。音楽を通じて、詐欺から身を守るための知識を伝えるという、パソコン・スマホ教室の講師ならではの取り組みです。

そして「ぱそばん」メンバーは、デジタル庁の「デジタル推進委員」にも認定されています。

 デジタル推進委員とは、デジタル機器やサービスに不慣れな人をサポートし、デジタルを活用することで、より便利で豊かな生活を送れるよう支援する取り組みです。

「スマホは難しい」と感じている人にも、まずは音楽を楽しんでもらう。そして、そこからスマートフォンやデジタルに興味を持ってもらう。これもまた、「ぱそばん」ならではの活動と言えそうです。

 当日の練習は、終始和気あいあいとした雰囲気。メンバー同士の会話からも、本当に仲の良い素敵なグループであることが伝わってきました。演奏が始まると真剣な表情を見せる一方、合間には冗談を交わしたり、互いに声を掛け合ったり。長年一緒に活動してきたからこその、温かな空気が感じられます。

 そこで、メンバーの皆さんにも「ぱそばん」に参加して良かったことや、活動を通して感じていることなど、さまざまなお話を伺いました。

―ぱそばんに入って良かったことは何ですか?―

「演奏や音楽的なことで言えば、実際の楽器は弾けない(吹けない)ものでも、鍵盤やコードや弦のイラストで簡単に演奏ができることですね。イヤホンやヘッドセットを使えば、いつでもどこでも練習できる(本物の楽器では、自宅や夜には練習できないですからね。)音源や楽譜のやり取りもiPadで出来るので便利なんです。」

「音楽は聴くもので、自分が演奏するものではないと思っていたんです。ところが9年ほど前、ぱそばんのメンバーから『ドラムをやってみない?』と声を掛けられたのがきっかけで、演奏する側に。叩くんだったら、自分にもできるかなと思ったんです。でも、そんなわけないですよね(笑)しかも、参加した時にはすでに演奏する曲も決まっていたため、そこから必死に練習することになりました。今でもまだ必死ですが、それでも続けている理由は、みんなで音を合わせて一つの曲を作り上げる楽しさを知ったからなんです。」

「メンバー全員がパソコンやスマートフォンを教える立場だからこそ、仕事の相談ができるのも大きな魅力ですね。分からないことを聞けば、誰かが答えてくれる。逆に、自分が知っていることなら誰かの役に立てる。お互いに教え合えるんです。」

「メンバーそれぞれの趣味や活動を応援できるのも、このコミュニティならではです。マラソン、ダンス、ゴスペルなど、音楽以外にもさまざまな分野で活動しているメンバーがおり、互いのイベントを見に行くことで、新しい世界を知る機会にもなっています。」

 地域も年齢も、これまでの経験もバラバラ。だからこそ、練習後の打ち上げも刺激的で、勉強になるし、何より楽しいそうです。

左)ぱそばんリーダー 赤羽根 龍一氏 (ばねっち) 右)クリエイティブプロデューサー 太田 岳夫氏(たけちゃん)

最後に直近のライブ活動です。

■ 9月13日(日)13:00〜14:30
つづき緑寿荘(横浜市都筑区)
横浜市社会福祉協議会 都筑センターさんからのご依頼によるライブです。
「タブレットを使った楽しい演奏」として、
60歳以上の方を対象に、申込不要で開催されます。

■ 10月11日(日)13:00開場/13:15開演 
逗子文化プラザ さざなみホール

無料ライブ
毎年恒例の「たのんコンサート」に出演します。
主催はぱそばんリーダーの赤羽根龍一(ばねっち)です。 詳細は今後のHP お知らせでご確認下さい。

しめくくり

7月5日に初めて「ぱそばん」の演奏を見たとき、iPadを自在に操りながら本格的な音楽を奏でる姿に、「なんだ、これ!こんなバンド、見たことない!」と驚いた私。

今回、練習の様子を拝見し、メンバーの皆さんのお話を伺って、その驚きはさらに大きくなりました。

「ぱそばん」は、ただiPadで音楽を演奏する珍しいバンドではありません。音楽を楽しみながらデジタルに触れ、分からないことがあれば仲間同士で教え合う。そして、それぞれの人生や趣味も互いに応援する。

音楽とITをきっかけに、年齢も住んでいる場所も、これまでの経験も違う人たちがつながっていく――。

沖縄や長崎からもオンラインで練習に参加できるのは、まさに「デジタルだからこそ生まれたつながり」です。

取材を終えて、改めて思いました。

「iPadは楽器にもなる。そして、人と人をつなぐ道具にもなる。」

そんな可能性を、楽しみながら実践しているのが「ぱそばん」なのかもしれません。

次にステージで「ぱそばん」の演奏を見かけたら、ぜひiPadを操るメンバーの指先にも注目してみてください。

きっと、その先には音楽だけではない、たくさんの「つながり」が見えてくるはずです。

▇スマホが学べる音楽バンド「ぱそばん」

取材協力)ぱそばんリーダー 赤羽根 龍一氏 (ばねっち) クリエイティブプロデューサー 太田 岳夫氏(たけちゃん) そしてメンバーの皆様 SPECIAL THANKS!!

HP スマホが学べる音楽バンド「ぱそばん」|楽しくデジタルを普及するユニークな音楽バンド | デジタル庁認定のIT講師がバンド結成!歌と演奏で「スマホ・iPad」の苦手を楽しく解消!ライブ・講演の活動情報を発信する公式サイト。

この記事を書いた人

トラッキー
ライター、ガイド、

トラッキー

千葉市の名所旧跡の見学や美味しいもの食べ歩きを趣味としています。健康のために主にウォーキング、自転車で巡っています。Facebook,instagramでの投稿も積極的に行っています。写真も趣味なので是非御覧ください。

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