【綾町・国富町】バスにのってGO!GO!GO! 車では見えない町・畑・古墳の景色
WRITTEN BY omi
冬の恋人の聖地は、ロマンチックな名前とは対照的に、荒涼とした静けさに包まれています。しかし、枯れ木や終わりかけの紅葉、その中で凛と咲く花など、冬の自然の姿を感じられる場所です。
それでは、冬至を過ぎたばかりの最後の紅葉と、冬の花を堪能しながら散策しましょう。
NPO法人の地域活性化支援センターが、少子化対策と地域の活性化のために主催したのが恋人の聖地プロジェクト。そのプロジェクトがプロポーズにふさわしい場所として選定したのが恋人の聖地です。

創造の森は宮崎県で唯一認定されたスポットです(2025年12月現在)。
参考記事:恋人の聖地プロジェクト (公式サイト)
酒泉の杜の裏側の、綾南川に架かる「ほたる橋」を渡って恋人の聖地に入っていきます。橋の周りでは、河川の整備作業が行われていました。

橋の入り口に「恋人の聖地 創造の森公園」と書かれた看板。反対側には、行きとは違う言葉が書かれています。それが何なのか、散策を終えて戻ってくるときまで取っておきましょう。

橋からは作業風景が見られます。パワーショベルで器用に土砂をすくい、違う場所に積んでいます。川の流れを整えているのでしょうか。

ともかく、こうした日々の手入れが、綾町の清らかな水辺を支えています。
橋を渡ってすぐ横にあるベンチは、枯葉に覆われ一体化しています。

褐色の枯葉の絨毯。ここを通って「結いの鐘」のある広場に行きましょう。

広場に出ると、鮮やかなピンクの花が目に入ります。ここだけ華やかで、春のようです。

この花はツバキかサザンカですが、花の散り方で区別できるそうです。
散っている花を見ると……

花ごと落ちているものもありますが、大半は花びらが散っています。サザンカでしょうね。
「結い」とは農作業で、みんなで助け合う精神のこと。お互いの絆を深め合うという願いで命名された小さい鐘が「結いの鐘」。

恋人たちが二人で鐘を鳴らすのでしょうが、一人で来たので一人で鳴らします。

カ~ン カ~ン カ~ン
ちょっと恥ずかしい……
広場を出て、道を進んでいきましょう。
川辺に降りて遊歩道を歩いてみました。どことなく寂しさを感じますが、それこそ冬景色の魅力です。

川辺にはサギが一羽佇んでいます。魚がいるんでしょうか。それともただ羽を休めているのでしょうか。

川辺に咲く一輪の野菊が、健気に風に揺られています。

それでは再び森の中を歩いてみましょう。
枯草に覆われた冬の森で、鮮烈な印象の赤い実を見つけました。

マムシグサの実です。同じ赤系でも先ほどのサザンカと違い、形も色もちょっと毒々しい感じです。実際、有毒な植物です。しかしマムシグサの名前の由来は毒があるからでなく、茎の模様がマムシのようだからだそうです。たしかに蛇のように見えます。
下の写真だと、キノコのようにも見えます。

12月も下旬になると、紅葉も散り始める時期。しかし、見上げれば冬の光に透ける紅葉がまだ結構残っています。

もう少し堪能できそうです。

散策道は数分で森を抜けてしまいます。

森に戻り、元の場所に帰ることにします。
竹藪は今まで注意してませんでしたが、一年を通して変わらない気がします。

落ちた枯葉を踏みしめてほたる橋まで戻ります。黄色、茶色と枯葉も良く見ると色とりどりです。

ほたる橋の出口。
「お幸せに」と書かれています。ここを通ったみなさんが末永く幸せでありますように。

恋人の聖地ではありますが、別名は「創造の森」。自然豊かな場所です。冬は冬の良さがあります。そして枯れた森の中で咲く、鮮やかすぎる花や実はとても目を引きます。冬らしくない冬の花。探してみませんか。
創造の森 恋人の聖地
住所:〒880-1303 宮崎県東諸県郡綾町南俣 (マップ)
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omi
古墳好きの道産子。札幌で生まれ育ち、新宿、ニューヨークなど喧騒の場所を転々とする。2017年12月、宮崎県綾町に移住。2024年から2年間、yahoo!地域クリエイターとして宮崎県綾町、国富町、西都市情報を執筆。2024年9月、古墳記事でYahoo!MVA賞受賞。
仕事の傍らバンド、タップダンス、パントマイムの舞台活動を行っていたが、現在は活動休止中。
詳しいプロフィールはnoteにて。