【綾町・国富町】バスにのってGO!GO!GO! 車では見えない町・畑・古墳の景色
WRITTEN BY omi
彼岸花の季節。綾でも鮮やかな花が、いたるところで咲いてます。美しい彼岸花。なのにちょっと怖い別名があります。妖しいイメージも持たれている彼岸花。そのあたりの話も絡めて、綾の宮原地区に咲くこの花、紹介していきましょう。
取材:2025年9月23日 宮原地区
彼岸花には妖しいイメージや、怖い別名があります。この背景を知るためには、彼岸花の特徴を知っておくと良いと思います。
まずは基本的な特徴を整理してみましょう。
他の花と違い、花が咲いて散った後に葉が伸びてきます。また毒の詳細については、ここでは触れません。

お墓に咲いているイメージのある彼岸花。その昔、遺体は土葬されていました。そこで、毒性のある彼岸花を植えることで、遺体をモグラや虫などから守ったと言われています。あぜ道の脇に咲いているのも、同様にモグラなどから作物を守るために植えられたのでしょう。

彼岸花は、彼岸の頃に咲くことからその名前が付いたと言われています。学名はリコリス・ラジアータ。それ以外に、たくさんの別名を持っていることで知られています。その数1000以上。そのいくつかを紹介していきます。
彼岸花の次に有名な名前です。インドの古い言葉サンスクリット語で「赤い花」を意味する「 manjusaka 」から由来しています。
かっこいい響き。英語名です。
花と葉を同時に出さない特徴を名前にしたのでしょう。
炎のように広がる細長い花弁が火事を連想させたのでしょう。

いずれも毒から来ているのでしょう。地獄花なんて、インパクトあります。
彼岸にお墓の周りに咲くことから来ていると思います。
なんて恐ろしい名前!
大分県あたりで呼ばれていた名前らしいです。ある家族間の争いで、彼岸花の毒を使ったという伝説があると聞いたことがあるのですが……調べても詳細は分かりませんでした。
似たような名前に「親殺し」があります。普段、会話で使うには勇気いりますね。
他には、捨て子花、灯籠花(とうろうばな)、狐花、狐の松明、雷花、蛇花(へびのはな)、剃刀花など。地域特有に名前があるようですが、宮崎では普通に「彼岸花」と呼んでいるようです。
怖い名前が多いのは、毒を持つ花のため、注意を促す意味があるのかも。また多くは地域の俗称であり、一般的には使われていないと思います。
探すまでもなく、綾ではあらゆるところに彼岸花が咲いています。宮原地区の田んぼ周辺を観察してみました。

雨の日に撮影しましたが、露に濡れた姿が美しい。

あぜ道にも咲いています。道に沿って一直線に花が咲いてます。綾は田園が多いので、こういう光景にたくさん出会うことでしょう。

普段何気なく通っている場所で腰を下ろし、じっくり見てみましょう。

こちらは隣に枯れた花があります。紫陽花に見えますが、もしそうなら夏の終わりと秋の始まりを同時に感じさせる光景です。

あ!白い彼岸花を発見。

赤と白が並んで咲いているのは珍しいかも。まさに紅白!

彼岸花は今が見頃。皆さんの近所でもたくさん見ることができるはず。いろいろな妖しい、あるいは怖い別名がある彼岸花。しかしそれらの名前と違い、緑の中で美しく咲いています。由来を思い描くと色々な物語が浮かび、いつもと違った楽しみ方ができますね。
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omi
古墳好きの道産子。札幌で生まれ育ち、新宿、ニューヨークなど喧騒の場所を転々とする。2017年12月、宮崎県綾町に移住。2024年から2年間、yahoo!地域クリエイターとして宮崎県綾町、国富町、西都市情報を執筆。2024年9月、古墳記事でYahoo!MVA賞受賞。
仕事の傍らバンド、タップダンス、パントマイムの舞台活動を行っていたが、現在は活動休止中。
詳しいプロフィールはnoteにて。