【綾町・国富町】バスにのってGO!GO!GO! 車では見えない町・畑・古墳の景色
WRITTEN BY omi
国富町恒例の1日だけのイベント、お化け屋敷。去年は熱中症の懸念など、諸事情で中止になりましたが、2025年の今年は7月27日に開催されることになりました。今回の会場は、空調の効いた国富町文化会館となります。身も心も涼めますね。

夏の風物詩のお化け屋敷ですが、どうやら楽しんでもらうだけではなく、子供たちに対する強いメッセージが込められているようです。そのあたりを含めて、主催の国富町レクリエーション協会の水元正満さんからお話を伺いました。

そもそもなぜお化け屋敷は怖いのか?それは暗闇の中で、誰がいて、何が起きるか分からないから。そして子どもたちは親から聞いた怖い話を暗闇の中で想像してしまうのでしょう。

しかし、お化け屋敷の怖さは一時的なもの。人はあえてその怖さを求めてやってきます。一方で、そうではない怖さも世の中にはあります。
お化け屋敷を始めたのは、20年程前のこと。当時はいじめの問題が深刻になっていました。水元さんたちはそのことに心を痛めていたそうです。
お化け屋敷は瞬間的には怖いが、いじめはいつまでもその人の傷に残るもの
そのことを子どもたちに伝えるために、毎年出口では、いじめをしないことを誓ってもらっています。もちろん怖くて泣きじゃくっている子供には無理せず、怖さを楽しんだ子だけに誓ってもらいます。

確かにお化けたちが人を驚かせたり、怖がらせたりするのは屋敷の中だけです。終わったら子どもたちは「あ~怖かった!」と言い合い、泣いていた子もしばらくすれば笑顔を取り戻します。そして楽しい思い出になります。でもいじめは、ずっと後々まで辛い思い出として残ります。このことを子どもたちに伝えるきっかけになるでしょう。

制作は国富町レクリエーション協会の方々が行っていますが、会場作りやお化け役をやるにも、多くの人手と体力が必要。毎回高校生をはじめとする、ボランティアが力を貸してくれます。子供の頃にこのお化け屋敷に行っていた人も多いでしょう。今度は怖がらせる側になるわけです。こうして20人ほどのメンバーで、3日くらいで会場を組み立てるそうです。今は室内で行っていますが、昔は野外で行っていたとか。

最近のエンターテインメント業界は、最新設備を使った大掛かりなものが増えています。お化け屋敷も例外ではありません。だからこそ、このような手作り感のあるものが新鮮に映ります。CGに慣れた世代だと、逆にアナログな方法が怖く感じるかもしれません。事実、お祭りなどでは昔ながらのお化け屋敷に、大勢の人が入っていきます。

コロナ禍でしばらく中止になっていましたが、2023年に復活し200名近くが訪れました。去年こそ中止でしたが、今年は無事開催されるので一安心です。再び毎年開催されるといいですね。そしてお化け屋敷の怖さと、いじめの怖さは何が違うのか?子供たちの考えるきっかけになれば良いと思います。
一部画像提供:kunitomi_to_me (Instagram)
第22回おばけやしき
日程:2025年7月27日(日) (雨天決行)
受付時間:16:30~18:30
入場:17:00~
場所:国富町総合文化会館
住所:〒880-1101 宮崎県東諸県郡国富町本庄4820 (国富町役場敷地内)
入場料:200円 ※未就学児は無料 (ただし保護者同伴)
主催:レクリエーション協会
問い合わせ:0985-75-5413 (水元)、0985-75-2133 (有馬)
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omi
古墳好きの道産子。札幌で生まれ育ち、新宿、ニューヨークなど喧騒の場所を転々とする。2017年12月、宮崎県綾町に移住。2024年から2年間、yahoo!地域クリエイターとして宮崎県綾町、国富町、西都市情報を執筆。2024年9月、古墳記事でYahoo!MVA賞受賞。
仕事の傍らバンド、タップダンス、パントマイムの舞台活動を行っていたが、現在は活動休止中。
詳しいプロフィールはnoteにて。