【綾町・国富町】バスにのってGO!GO!GO! 車では見えない町・畑・古墳の景色
WRITTEN BY omi
2025年の夏至は6月21日。日が長くなったこの時期、太陽の恵みをいっぱい浴びて咲く夏の花たちに、会いに行ってみませんか?馬事公苑横の綾ナチュラルガーデン錦原に、目で夏を感じに行ってきました。

取材日:2025年6月20日
四季を通じて季節を感じさせる花が咲くこの場所。この時期は華やかな花が彩りを添えています。


おそらくヤマユリ。濃い斑点がひときわ目立っています。日本を代表する野生ユリです。改めて見ると本当に大きい花です。花びらが夏の日差しを浴びて、まぶしく輝いていました。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
美しい女性を花に例えた言葉です。ユリの花が風に揺られるさまは、確かに美人が歩いている姿を連想させます。しかしこの言葉は、元々漢方の使用方法を表現しているという説があります。

「歩く姿は百合の花」の部分は、花が揺れるようにフラフラと歩いている人には、ユリの根が効果あることを示しているとか。そこから転じて、漢方で体が良くなれば姿勢も整い、結果として優雅で美しく見える――そんな連想が生まれたのかもしれません。

花弁が細く垂れ下がる、ユニークな形の花です。下から見るとクラゲ、あるいはUFOのようです。

この形状が色々な想像を生むらしく、江戸時代の火消しが使う纏(まとい)についている「馬簾(まれん)」に似ていることから、ついた和名はバレンギク。

また、エキナセアはハーブとして使われることもあるそうです。

案内板にフロックス・パニキュラータの記載がありましたが、おそらくこの花だと思われます。フロックスとはギリシャ語で火炎を意味する「phlogos」から来ています。フロックスの和名はオイランソウ(花魁草)ですが、豪華で気品ある色と姿から、和名にも納得です。火炎とおいらん。この二つ、どこかドラマチックなキーワードですね。

外側が薄い赤紫で、中心が濃い紫色。この色合いからしてガイラルディア・グレープセンセーションではないかと思われます。「グレープセンセーション」なんて、これまたずいぶん大げさな名前ですね。夏というより、南国の鮮やかな花を思わせます。北アメリカ原産ですが、種類によっては繁殖力が強く、日本各地で野生化しているそうです。

「丘虎の尾」と覚えてください。虎のしっぽのようだから、オカトラノオ。一見すると、昆虫や小動物が何かを産み付けたようにも見える白い花の部分。近づいてよく見ると、小さく可愛い花がたくさん咲いているのが分かります。

ギリシャ語のアガペ(愛)とアントス(花)でアガパンサス。つまり「愛の花」 です。和名はムラサキクンシラン(紫君子蘭)。学名、和名、花の形と色、そのすべてが美しい花です。

別名レッドクローバー。名前は「紫詰め草」と覚えましょう。江戸時代、荷物の中にクッション材として詰め込まれていたので、そう呼ばれるようになったと言われています。

暑さに強い花で、夏を象徴する花の一つです。色々な色がありますが、これは涼しげな紫ですね。

丸い坊主頭は小さな花が集まったもの。どこかライチの実のようにも見えます。

数あるサルビアの中でも「秋の田村草」か「夏の田村草」だと思われます。
ヨーロッパでは夏至を迎えるこの時期、妖精が跋扈すると伝えられています。そこでは奇妙な物語が繰り広げられるかもしれません。しかし綾では、この自然のエネルギーに満ちた時期こそ、最も長く美しい自然を堪能できるひとときです。

暑い時間帯を避けて、早朝や夕方に夏の花を静かに眺めに出かけるのはいかがでしょう?きっと初夏の物語が見えてくるはず。
綾ナチュラルガーデン錦原
住所:〒880-1303 宮崎県東諸県郡綾町南俣 (マップ)
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omi
古墳好きの道産子。札幌で生まれ育ち、新宿、ニューヨークなど喧騒の場所を転々とする。2017年12月、宮崎県綾町に移住。2024年から2年間、yahoo!地域クリエイターとして宮崎県綾町、国富町、西都市情報を執筆。2024年9月、古墳記事でYahoo!MVA賞受賞。
仕事の傍らバンド、タップダンス、パントマイムの舞台活動を行っていたが、現在は活動休止中。
詳しいプロフィールはnoteにて。