【横浜市】の歴史を語る上で欠かせない“美しい博物館”のようなクラシックホテル「ホテルニューグランド」
WRITTEN BY 佐原ねお
藤沢市のみなさまこんにちは。今日もおやつの時間を心待ちにしている筆者ころんころです。本日のおやつは『古美根菓子舗』の「栗羽二重(400円)」です。

源義経公ゆかりの伝承が残る『白旗神社』の向かいに店を構え、藤沢の街並みに静かに溶け込む『古美根菓子舗』。
地域ゆかりの手土産を選んだり、お茶請けを求めたりと、平日でも客足が絶えない老舗和菓子店ですよね。

元インテリア企業での職務経験を持つ4代目店主・本間 健基さんへと受け継がれた“令和の店内”は、こぢんまりとした空間ながら、隅々にまで美意識が息づく洗練された佇まい。
静けさの中に凛とした気配が漂い、訪れる人の心をそっとほどいてくれるような、やさしい時間が流れています。
そんな同店のショーケースには、「笹りんどう最中」「藤沢宿饅頭」「塩豆大福」、季節の練り切りなど、職人の技が集結。

なかでも、本間さんが「今が一番売れる時期です」とすすめるのが、通年商品でありながら、秋冬に最も支持を集める「栗羽二重」です。

同商品について、「かつて湘南エリアに存在していた製菓の会の職人が中心となり考案した和菓子です」と話す本間さん。
現在では作り手もだいぶ減り、購入できるお店もごくわずか。取材時に確認できた販売店は、おそらく藤沢市内で2軒目にあたるように感じられました。

元来、「栗羽二重」には餅で包んだものと、餅を使わず「黄身時雨(きみしぐれ)」生地でほろほろと崩れるものの2系統がありますが、同店が手がけるのは後者。

白こし餡に卵黄を加えて練り上げた「黄身時雨」が主役で、やさしくなめらかに崩れる繊細な質感が魅力です。
この質感を生み出す鍵は、型に詰める際の力加減。押しすぎれば密になり、弱すぎれば形を保てない——その微妙な加減にこそ、本間さんの職人としての感覚が息づいています。
「黄身時雨」の生地の中心には、こし餡と栗の甘露煮が丸ごと一粒。

口に含めば、黄身のまろやかなコクと栗の秋らしい風味がふわりと広がり、上質な甘みの余韻が静かに舌に残ります。繊細な口溶けを少しでも早く味わいたいと、“できたて”を求めて足を運ぶ常連客もいるそうですよ。
秋のひとときに、老舗が守る“消えゆく銘菓”をぜひ味わってみてください。しっかりとした大きさで食べ応えがあるので、2人で分け合うのも一興です。
基本情報
店名:古美根菓子舗
住所:藤沢市藤沢3-6-37
アクセス:小田急線「藤沢本町駅」より徒歩5~6分
電話:0466-22-3929
駐車場:あり
公式 Instagram(外部リンク)
※詳細は『古美根菓子舗』の公式サイトをご確認ください。
取材・撮影・校正協力 古美根菓子舗 本間様
※古美根菓子舗様のご協力により、撮影用商品を無償でご提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
SHARE:
ころんころ
神奈川県を中心に活動するライター。
「読まずにいられない記事タイトル」を信条に、地域の魅力や出来事を伝える。
2021年~2026年まで Yahoo!ニュース エキスパート 地域クリエイターとして活動。
2024年には ベストエキスパート2024 を受賞。
このほか、昭文社「まっぷるトラベルガイド」をはじめ、複数媒体・紙面で執筆。現在は「湘南経済新聞」などで執筆する。
元証券会社人事部出身。
年金アドバイザー資格(最上位2級)を持ち、キャリアや生活に関するテーマにも強みを持つ。